おはようございます!伊藤智子です。

今日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。

今日は、私が大切にしている、この言葉をご紹介します。
それが、タイトルのnoblesse obligeです。

noblesse oblige

私にとっては、思い出深い言葉でもあります。

これは、私が卒業した時の東大の卒業式で、緒方貞子さんが祝辞としてお話しくださった中でのお言葉です。

若いみなさんは、緒方貞子さんを知らない人がいるかもしれません。

緒方貞子さんは、国連難民高等弁務官として世界の紛争地に入り、難民の救済に取り組まれた方で、世界的に活躍された日本人女性です。東大の卒業式にお越しくださったときはJICAの理事長をされていました。

noblesse oblige(ノーブレス オブリージュ)はもともとフランス語で、「高貴なものの使命(義務)」という意味です。

ヨーロッパでは、社会的に身分が高かったり、裕福だったり、成功した人には、社会の役に立つ役割を果たす義務や使命がある、という考えがあり、それを表した言葉なのです。

さて、緒方さんは、noblesse obligeという言葉とともに、卒業する私たちに向けて、「恵まれた環境で学ぶことができた者は、社会に還元していってほしい」というメッセージを贈ってくださいました。
とても感銘を受けて心に残り、いまだに大事にしているお言葉です。

思えば、日本で教育を受けることができるというのは、当り前ではなく、とても恵まれたことなのだと思います。難民救済に尽力された緒方さんの目には、きっと痛切に、そう見えていたのだと思います。私も、そう思います。
勉強は、自分が頑張っている、と思っても、実は勉強をできる環境自体、当り前のものではないのですよね。

社会に還元というと、大きなことに聞こえます。でも、学んだら、その学びを周りの人たちの役に立てたり、お手伝いができるような力にできたら、自分にとっても幸せなことですね。

私自身、そのような学びを続けていきたいですし、いま私のところで学んでいる生徒さんにも、そのような学びをしてほしいなと思っています。

「今の勉強が、将来何の役に立つのだろう」と思う時があるかもしれません。

でも、学ぶことで自分を鍛えて、その力を社会の役に立てようと思っていたら、必ず自分の道が開けてくるものと思います。
それでは今日は、この辺で!