• おはようございます!伊藤智子です。

今日は改めて、勉強の基本である「復習」のやり方について、書きたいと思います。

「復習が大事だってことは知っているよ」と思うかもしれません。でも、私の塾に初めて来てくれた人で、ちゃんと効果的な復習ができている人をほとんど見たことがありません。それはきっと、復習とは何をすることかを、ちゃんと教わったことがないからなのかな、と思います。

このように書くと、「え、復習って、授業の後に授業の内容を見直したり、問題を解きなおすことでしょ。」と思うかと思います。

その通りです。

でも、漫然とその作業をやっても、必ずしも復習の目的を果たせているとは限らないのです。

まずは復習の目的を知ろう

なんのために復習するのか。

ズバリ「学んだことを、自分の頭の中に叩き込むため」です。

短期的に受験の話をするなら「受験の当日、自分がその知識を使える状態にするため。」です。

イメージつきましたか?

私の授業では、頻繁に、前回やったこと、あるいは少し前にやったことを口頭で質問しています。

そうすると、わずか数日前にやったことでも、かなり忘れているのですよね。

それで、「復習しなかったの?」と聞くと、「いえ、一応やりました。」といわれることが多いのですが、忘れてるってことは、まだ復習が不十分なわけなのです。

それで、「復習するというのは、ただ見直せばいいということではなくて、学んだことを自分のモノにするということだから、その状態になるまでやり直したり覚えたりすることなの。」という話をしています。

さきほど、受験の話では「受験の当日、自分がその知識を使える状態にするため。」と書きました。

たとえば、今日勉強した内容、今日解けなかった問題が、受験の当日、もしそのまま出たら解けますか?

「いやいや、そんな先まで覚えていられないかも。」「え、そんなすぐには無理でしょ。」と思ったあなた。おっしゃる通り。

だから、復習は1度で済むことではありません。

繰り返し学ぶことで、少しずつ、短期記憶が長期記憶に移行して定着していくのだから。

復習とは、わかりやすく言えば「受験当日、出題されてもOK!」な状態を目指して繰り返し、学んだことを頭の中に整理して蓄積していくことです。

こんなイメージを持って復習に取り組むと、効果的だと思います。

復習のタイミング

ところで、私はよく思うのですが、自分の時間が本当に貴重だと思えばこそ、復習しないともったいない、と感じるのではないでしょうか

どういうことかというと。

授業を受けるのには、大事なあなたの時間を費やしているのですよね。それなのに、もし復習をしなかったら、せっかく時間を費やして勉強したことを、ほとんど忘れ去ってしまうのです。まるでザルに水を流し続けるがごとく、ほとんど何も残りません。時間もエネルギーももったいない!

エビングハウスの忘却曲線によれば、学んだ20分後に4割近く、1日後には7割近く、学んだ内容を忘れてしまうのです。ひぇ~ですね。

何もしなかったら、ほんとに、忘れちゃうんです。なんてもったいない!

復習って、ザルの目に、粘土を詰めるような行為だな、と私はいつも思います。ちょっとずつ目を埋めて、勉強したことが頭の中に貯まるようにするんです。

では効果的な復習のタイミングは?

上記の通り、何もせずに翌日を迎えると7割近く忘れてしまうので、もう1度思い出すのに、時間がかかって非効率です。

そこで、復習の1回目は当日やるのがベスト。

当日やると、翌日になっても覚えている割合が高まります。

次に、1週間以内にもう一度見て、内容を思い出しましょう。時間の取りやすい週末にやると良いです。

次に、中高生なら定期テスト前に集中的にやり直すことになりますね。学校の定期試験は2、3か月おきにやってくるので、そのチャンスを有効に使いましょう。

特に受験生なら、模試のチャンスを生かして、「ここだけは」と思う範囲を模試に合わせて復習すると良いです。

あとは、実践的に過去問を解いたり問題集を解く中で、できなかった箇所は、もう1度基本に戻って随時見直すというイメージです。

 

私は、かなりのカメタイプで、人よりも習得に時間がかかるほうでした。でも、特に高3になってからは「受験の当日に持っていけるようにするんだ。」という意識で復習を繰り返しやったことは、結果的に効率が良い勉強につながっていたように思います。

学べる機会って、当たり前じゃない

補足で、少しばかりまじめな話をすると、やっぱり学べる機会って当たり前じゃないです。

学問が存在するのも、先人たちの研究と情熱の積み重ねのおかげです。

それから、勉強できる環境も、稀有なものです。家計を支えるために働く必要がある若者もいる中で、もし、自分の受験に向けて勉強していればいいという環境にあるならば、ありがたいものですよね。

災害や闘病で、まともに勉強できない事情にある人もいる中で、もし、平常通り勉強できているならば、ありがたいことです。

もちろん、その「当たり前」の平常通りの環境の中にいれば、それはそれで大変なことも苦しいこともあるし、受験から逃げたい気持ちがわく日もあるかもしれません。

でも、少しだけでも視点を変える勇気を持つというのも、自分を成長させてくれるものではないかなと思います。

そうすると、目の前の勉強に、少し丁寧に取り組んでみようとは思えないですか?

1度で分かったつもりのことも、もう少し、丁寧に学んでみると、また違う気づきがあるものです。

そうして丁寧な気持ちで取り組むと、自然と繰り返し学ぶし、身についてくるものではないかと思います。

 

 

受験生の皆さんは、センター試験まであと101日。

もう時間が短いので、「受験当日に持っていく」というイメージも湧きやすいかと思います。

ぜひ、自分の時間を最大限大切にして、日々の勉強を組み立てていってください。

それでは今日は、この辺で!

 

この記事を書いた人:東大卒 英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子

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