試験の心構え 合格につながる「1点」をもぎ取るには
おはようございます。学習塾Dear Hope代表 伊藤智子です。
今日は、模擬試験や学校のテストで、「もうちょっと良い点が取れそうなのに取れない」と悩んでいる人に、ワンポイントアドバイスを送ります。
入試は、1点で合否が分かれる世界です。合格に必要なあと1点は、どうした取れるのでしょうか。
1点でも多くもぎ取る!
勉強して知識を得ることはもちろんなのですが、私が見ていて思うことは、点数への執念がもっとあってもいいのにな、ということです。
もちろん全員がそうだとは言いませんが、試験時間の中で、「あと1点でも取る!」という必死さを、どれだけ持っているでしょうか?
例えば中学生に多い、「3単元のSを忘れる」「?を付け忘れる」「単数・複数の間違い」といったミスは、注意深くチェックすれば、自分でも見つけることができるミスです。それなのに、毎回のテストで同じようなミスをするというのは、「絶対に満点(に近い点数)をとってやるぞ!」という意気込み、執念がないからではないか、と思ってしまうのです。
執念があることがいいのか悪いのか。
そんなにガツガツしなくても・・・?
「そんなガツガツしなくても」「できる範囲で頑張ろう、でいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんね。
もし本当にそう思うなら、それでいいと思います。
勉強への取り組み方や態度は、自分で考えて自分で決めるものだからです。
ただ、行きたい学校に合格したい、というのは、多くの人が願っていることです。
そして、入試というのは、たった1点の差で(場合によっては1点未満の点差で)合否が分かれるのです。
「合格につながる1点」を取るには、試験の中で、「なんとしても、あと1点でも取る」という「冷静な必死さ」が必要です。
そしてそれは、本番で急に必死になったからと言って、すぐに効果があるものではありません。
普段の学校の試験や、模試といった試験の機会に、普段からそういう気持ちで臨んでいればこそ、効果があるのです。
ちなみに私は、「あと1点への執念」に関しては、とても強かったです。
最後の1秒まであきらめない!と本気で思っていました。
それは、「1分あったら、かなりの問題が解ける」「急に解法がひらめくことがある」「1秒でも、1問マークできる(マークシートの場合)」ということを、よく知っているからです。
ちなみに、私の生徒さんの中には、第1志望の国立大に、「合格最低点」で合格した人もいます。
その子は、なかなか直前まで成績が安定しませんでしたが「受かってやる!」という気持ちはとても強い生徒さんでした。
最後、わずかな差になるのは、気持ちの問題です。
そして、知識だけでなく、その気持ちさえ、日ごろからの積み重ねです。
模試やテストを受けるとき、さらに受験生なら、時間を計って過去問を解くときに、参考にしてみてください。
それでは今日は、この辺で!
この記事を書いた人:
学習塾Dear Hope代表 東大卒 英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子