リカレント教育(1)社会人の大学受験生も通塾中
こんにちは。学習塾Dear Hope代表 伊藤智子です。
リカレント教育とは
当塾では、社会人の大学入試対策、大学院入試対策も指導しています。
社会に出てからも、必要を感じて学び直す人、学ぶことで新しい知識・技術を身に付け、より社会で活躍しようとしている人たちを、心から応援してます。
そこで、現在、国としても力を入れ始めている「リカレント教育」について、数回に分けて書いていきたいと思います。
今日は「リカレント教育って何?」がテーマです。
まず、「知恵蔵」の解説はこちら。
「リカレント教育」
社会人になってからも、学校などの教育機関に戻り、学習し、また社会へ出ていくということを生涯続けることができる教育システムを指す。リカレント(recurrent)には、繰り返しや循環といった意味があり、回帰教育、循環教育と訳されることもある。また、「学び直し」と表現されることもある。
出典 https://kotobank.jp/word/リカレント教育-168588
人生100年時代となりました。
世の中が動くスピードも、加速が止まりません。
そんな中で、大学までの学びだけを元手に、職業人生の最後までを走り抜くのは困難だと考えるのは自然なことです。
つまり、これまでのように「学びのステージ⇒働くステージ⇒引退」という一方通行ではなく、
働くステージの途中で、必要に応じて「学びのステージ」に戻り、スキルや知識を身に付けて、また新たなキャリアを構築していくことを可能にする教育システムが、リカレント教育なのです。
私自身とリカレント 「学び直し」でキャリアを再構築
私自身、東大を卒業し社会に出たときには、最初に勤めた職場で定年まで働く、というビジョンしか持ち合わせていませんでした。
夢中で必死に働いて、20代で女性管理職になりましたが、働きすぎから体調を崩し、仕事を続けることはできなくなりました。その後も数年間、体調が良くならず、それは何年も立ち直れないほどの、深い悲しみと挫折感でした。
しかし、その経験があったこそ、もう一度学び直し、キャリアをイチから作り直す、という経験をすることができました。まさに現在進行形です。
学び直すことで得た価値観は、いまの教育の仕事の根本になっています。
それは、
◆「いつからでも、どこからでも、学ぶことで新たな自分と出会うことができる」
◆「学ぶことで、未来をひらくことができる」
という考え方です。
だから、当塾では、現在の年齢、現在の学力で入塾をお断りすることは一切ありません。学ぶことで未来をひらきたい、新しい可能性を手に入れたい、という人を心から応援しています。
そして、社会人の大学受験生も、立派に志望校に合格されています。
さて、リカレント教育を提唱したのはスウェーデン人の経済学者(ゴスタ・レーン氏)です。
次回は、私自身がスウェーデンに住んで感じた、日本との教育の在り方との違いをお届けします!
この記事を書いた人:
東大卒 英語講師・キャリアコンサルタント
学習塾Dear Hope代表 伊藤智子