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英検『予約申し込み』受付中 来年4~7月にCBTを受験する現高2生は10/7まで

Posted by 伊藤 智子 on
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こんにちは。
品川区武蔵小山駅より徒歩4分
学習塾Dear Hope塾長の伊藤智子です。

来年度(現高2生が大学受験の年度)に迫った「新大学入試」ですが、今日はそれに向けた動きの一つとして、英検の話を書きます。

〔2019.11.1追記〕本日の文部科学省の発表により、大学入試への英語民間試験の導入は延期となりました。「大学入試における新たな英語試験については、新学習指導要領が適用される令和6年度に実施する試験から導入することとし、今後一年を目途に検討し、結論を出すこととします。 」
とのことです。関連記事はこちらです。今後の情報はぜひご自身でもご確認ください。

英検は、「新大学入試」において、その資格・得点を受験の英語の得点として利用できる“認定用試験”になっています。

ただ、以前、こちらのブログ記事にも書いたのですが、従来の英検ではダメで、英検CBTという、試験をコンピューターの画面で行う形式の英検を高3になってから受験することによって、その得点が利用できるようになります。

(詳しくは、当塾ホームページのこちらの記事にも記事にしてあります。)

さて、その英検CBTは、今は利用者が少ないのですが、(そもそも会場数も、各会場で受験できる人数も限られています。さらには、CBT形式で受験できる級も限られていますので、当然ですね)来年度は、上記の理由から、大量の受験生が受けることが見込まれます。おそらくその準備として、以下のような形態の、2段階の申し込みが必要となりました。

来年高3になる高2生が、2020度の4月から7月までの英検CBTを受験したい場合、「2019年の9月18日から10月7日までにWEB上で予約申し込み」をしなくてはいけません。

本申し込みは来年2月で、受験級と受験月は本申し込みの際に決定します。予約金として3000円支払いますが、予約金は受験料の一部に充当されます。

予約申し込みの日程等についての英検のページは以下の通りです。
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/administration.html

上記の内容は、あくまで2019年9月時点のものなので、今後変更になる可能性もあります。各自、英検CBTのサイトで最新情報をチェックしましょう。

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ところで、英検受験は、大学受験生にとって「必須」かというと、そうではありません。

ただ、原則として、その得点を「大学入学共通テスト(センター試験が廃止された後のテストの呼び名)」の得点として利用できることになるので、もし準1級など取得している場合は、受験を有利に進められます。

認定用試験はほかにもありますが(TEAP,TOEFLなど)、高校生が慣れ親しんでいるという意味で、英検は受験しやすいので、英検を受けておくことになる受験生は多いと思います。

※大学によって、「民間の資格試験の得点を、大学受験の得点として認めず、大学入学共通テストの英語の受験を必須にする」とか、「民間の資格試験と大学入学共通テストの英語の試験の両方を受験することを必須とする」など、さまざまに指定があるので、必ず自分で調べてください。

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ここからは私の感想ですが、半年以上も前に予約申し込みをしないと、受験ができない可能性があるとは、大変ですね。

英検側も、CBT形式での試験を行うための会場手配などを考えれば、相当前から受験者数を把握する必要がある、ということなのでしょう。それも当然だなと思います・・・。

進学校の高校では、現在、「とりあえず、申し込みはしておきましょう」という感じで、説明会など行われているようです。

一方で、全国の高校の先生方などからの、民間試験の大学入試への採用に反対する声も強く、いったいどうなっていくのやら、もうすぐ先のことなのに、ハッキリしません。

ただ言えることは、着実に勉強していれば、制度の変更に振り回されて心配になる必要はない、ということです。今回の制度の変更は、確かにこれまでの歴史を考えると、かなり大きなものではあります。でも、制度は必ず変わっていくものです。

それから、大学側もちゃんと考えている、ということをある程度信頼しても良いのでは、と私は思っています。

現に東大は、今年の3月10日に、「民間試験を入試の合否の判断に使わない」と発表しています。

(民間試験における一定のレベルを出願要件にしていますが、必ずしも民間試験を受けていなくても出願できることになっています。詳しくはコチラ

公平性に問題があることなどが理由にされています。

ちゃんと学力をつけて大学に入学しようとしている受験生を、良い大学ならば受け入れる体制をつくるはずなのです。

今回の英検の件で、高2生の中には気忙しくなっている人もいるかもしれません。

手続きはしっかりやりつつ、あまり心配せずに、日々目の前のことをちゃんとやっていって欲しいなと思います。それは、決して無駄な努力にはならないです。

それでは今日はこの辺で!

伊藤智子
学習塾Dear Hope
https://dearhope.jp