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【合格体験記】早稲田大学(国際教養学部)と、受験成功の3つの秘訣

Posted by 伊藤 智子 on
合格体験記

今日は、早稲田大学(国際教養学部)、併願校の上智大学(外国語学部英語)や立教大学(異文化コミュニケーション学部)などに合格されたHさんの合格体験記をお届けします!

Hさんにはとても充実した体験記を書いていただきました。

また、最後には、塾長の私から見た、Hさんの受験成功の秘訣3つを書きました。

ぜひ最後までお読みください!

早稲田大学(国際教養学部)合格体験記

1.通塾のきっかけ

私が中学に進学するタイミングで、私の家の近くにDear Hopeができました。当時、英語専門塾に通っていましたが、効果的な学習ができていなかったので、興味本位で「覗いてみよう!」となったのがきっかけです。

そのころ内部進学で小学校から中学校へと上った私は、中学受験をして入ってきた子たちに圧倒的に遅れていました。中1の最初に受けた模試では学校内でほぼ最下位だったので、このままではだめだ!という危機感も相まって入塾することを決めました。

成績は着実に伸びて、数学、英語ともに学年上位になりました。苦手としていた数学も克服でき、進路の選択肢の1つとして理系学部も考えるまでになりました。入塾当初から高校2年の夏に留学に行くまで、数学と英語を受講しました。

 2.大学受験に向けて

留学中は帰国後の受験に向けて小論文などの授業をオンラインで受講し、志望校に向けた本格的な対策は、帰国した高3の6月から受験直前の2月まで行いました。

英語の授業のほか、AO入試の対策(志望理由書等)や、共通テスト対策として現代文や古典の授業を取りました。すべてマンツーマンで指導していただいたため、自分のペースで志望校の対策を思う存分に進めることができた点が良かったと思います。

英語の授業では、主に早稲田大学の国際教養学部(以下、国教)のライティング対策を中心に行っていただきました。添削がいつも正確で、毎回の授業のたびに自分の成長を実感することができました

要約問題では、書くべき情報の取捨選択ができず、書くことが具体的になりすぎて困っていた時、先生から、「最初に読み終わった後に、まず文章の要旨を三文でまとめてみると、限られた字数の中で書かなければいけないことがみえてくる」というアドバイスをいただき、実際にそれを実践してみたところ、要約がまとまったように感じられ、大きく合格につながったと思います。また、リーディングの対策として、読んでおくべきテーマの難関大の長文も課題にしていただきましたが、どれも私にはあまりなじみのないテーマだったので、良い経験となりました。

AO入試対策の授業では、森先生がインタビュー形式で私がどのようなきっかけで国教を志望したのかを引き出してくれ、とても納得のいく志望理由書が作成できたと思います。結果的には一般で受験することになりましたが、国教を目指す心構えができ、自分自身を見つめなおすこともできたと思います。

また、共通テスト前に私が国語に悩み、参っていた時、落ち込み気味だった私を励ましながら、根気強く現代文の解き方を根底から見直せるよう指導してくださって、本当に感謝しています

 3.成長を実感できた時期

やはり、AO対策が終わり一般受験に向けて本格的な対策を始めた11月から2月にかけて一番成長したと思います。英単語をさらに覚え、リーディングの点数が上がっただけでなく、AOのライティングでは出題されないグラフ問題や要約問題への対策を集中的に行い、英語力がぐんぐんついてきた時期でした。また国語も偏差値が50未満だったのが共通テストで8割を取れるようにまで成長することができました。

4.後輩へのアドバイス

私が受験を通して一番実感したことは、勉強法は十人十色であるということです。SNSには、「この参考書を使ったほうがいい」「1日何時間勉強したほうがいい」という情報があふれていると思いますが、大事なのはこれらの情報に惑わされず自分にとって一番いい方法を見つけることです。

私は特定の場所でしか勉強に集中できず、夜遅くに家に帰ってからはスマホをいじって過ごしていたこともありました。その方が日中の勉強がはかどるというのであれば、それでも全然いいと思います。

それから、自分に自信がなくなったときは人に頼っていい、ということです。一人でなんでも抱え込みすぎると、どんどん思考が変な方向に転がってしまいます。程よい息抜きを忘れずに、頑張ってください!応援しています。

5.最後に

今まで約6年間ありがとうございました!大学生活も楽しみます!!

***

ビハインドを跳ねのけた受験成功の3つの秘訣 

Hさん、本当におめでとうございます!

約6年間もDear Hopeに通っていただき、Hさんの中学生の頃、高校に上がった頃、留学を決意した頃など、それぞれの時期の成長を見させていただいたので、書きたいことは溢れるほどにあります。でもここでは、大学受験に絞り、成功の秘訣だったと思えることを3つ、お伝えします。

1.努力と熱意

講師の私の立場から、Hさんの大学受験を振り返って一番に思うことは、目標に向けて全力で向かっていき、努力と熱意でつかみ取った合格だった、ということです。

高2の夏から留学していたこともあり、特に世界史や古典に関しては、帰国の時点(高3の6月)では、まだ手付かずの状態でした。

2021年からの国際教養学部の一般選抜は、200点満点のうち、100点が共通テストの得点です。

(ちなみに、残りは80点が英語の個別試験、20点が外部英語資格試験です)

国語(古文・漢文を含む)50点、社会(または数学)50点という配点のため、高3の夏前に受験レベルの知識がない状態では、一般での合格はかなり厳しいように思えました。

そのこともあって、当初は、Hさん自身が、早稲田の国教ではなく、難易度的にはもっと易しい大学を目指すと話していました。

しかし、多くの授業が英語で行われ、1年間の海外留学が必修である国際教養学部の環境が自分に合っていると確信してからは、AO、一般と、チャンスに対して全力で向かっていきました。目を見張るほどの勢いで努力を積み重ね、見事、第1志望の合格のみならず、最終的には一般での受験校ほぼすべての合格を成し遂げました。

Hさんを見ていると、本当に、努力と熱意で合格の扉を押し開けたのだと感じます。

2.英語力を磨き上げたことと、素直で貪欲だったこと

私は中学のときからHさんの英語を担当させていただきました。留学前から好成績でしたが、留学を通して、英語力を磨いて成長されたことは言うまでもありません。

ただ、「合格の秘訣」という観点では、帰国後にさらに数段階、レベルアップされたこともお伝えしなければ、と思います。

早稲田大学の国際教養学部は、入試問題の英文の難易度としては、国内最難関だと言えます。

2021年から出題傾向も変わり、Writing(英作文)が従来の1題から3題に増え、

①社会問題などに対する英語での意見文
②グラフの読み取りと分析を英語でまとめる問題
③英語長文を日本語で要約する問題

の3題という、いっそうハードな構成となりました。

Hさんは、留学経験もあり、英語を書くことに抵抗がなかった点は、大きなアドバンテージでした。

しかし、最初から、文法・内容・表現の面で申し分のないライティングができていたわけではありませんでした。要約も、論理的で一貫性のある日本語を書くことは得意ではありませんでした。

だから添削の際には、解答用紙にびっしり書かれた英文に対して、「これでは相手に伝わらない」と言わなければならないこともあり、私自身、それが心が痛みました。

ここまで書けるように成長したのは本当にすごいけれど、でも、国教に受かるには、まだ上を目指さなければいけないのだ・・・と。

せっかく留学もしたのだから、そんなことを言われ続けるのはきっと嫌なのではないかなあと、私は勝手に、心を痛めていたわけです。

実際、過去には、海外経験が長いというプライドから、素直にアドバイスを聞けず、思うように成長できなかった子もいました。

ただHさんは、ライティングも、毎回、アドバイスに基づいて、合格レベルになるまで何度でも書き直しを提出してくれました。

「もっと伸ばすためにできることは何ですか」と、よく質問してくれて、お勧めした教材は速攻で取り組み、アドバイスした書き方はすぐに取り入れ、どんどん成長していきました。

こうした姿勢が合格を引き寄せたことは、言うまでもないと思います。

3.情報に振り回されない冷静さ

体験記の中に、「勉強法は十人十色である」「大事なのはこれらの情報に惑わされず自分にとって一番いい方法を見つけること」と書いてくれました。

これまで20年以上、数多くの受験生を見てきて、ひとつ、成功から遠ざかってしまう典型的なパターンがあると感じています。

それは、自分の努力をまっとうに積み重ねる前に、自ら情報の渦に飛び込んでいって、「この時期には〇点くらい取れないとヤバいらしい」「過去問は夏には〇周できていないとダメらしい」と、どこかの誰かが発した断片的な情報をかき集め、それと比較して、自分はダメだと騒ぎながら自滅するパターンです。

誰一人、同じ知識量、体力、理解力、人生経験を持っているわけではありません。

ということは、どこかの誰かが発した情報は、あくまでその人の歩みにしかすぎません。

「自分は、自分のやるべきことを積み重ねるしかない」と覚悟して、それをやり切った先に、自分の成功があると思います。

Hさんが、もし情報に振り回され、一般的な合格者の学習進度と比較してばかりいたら、「これでは駄目だ」と打ちひしがれて、諦めてしまっていたかもしれません。

でも、そうならない「強さ」をもっていたことが、成功の秘訣だったのではないかと、私は思います。

受験はチャンス

Hさんを見ていて、改めて「受験はチャンスなのだ」と、私は感じています。

努力に応じて、自分で自分の進む先を決めていける、つまり未来をひらくチャンスです。

その努力には、もちろん「勉強」も含まれますし、「できない自分と向き合う姿勢」「素直になろうとする努力」といったような、精神的に自分を成長させる努力も含まれます。

もちろん、チャンスに挑めること自体、自分一人の力によるものではなく、さまざまな恵まれた環境があってのことだと思います。

ですので、「受験にチャレンジできる」という恵まれた環境があり、自分もチャンスに挑もうと決意するならば、自分が心から納得のいく「努力」をし、自分の可能性を最大限に引き出してほしいなと、私は思います。

自分にとって最高の努力をしたい、悔いなく受験をやりきりたい、と思う受験生を、Dear Hopeでは応援しています。

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