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合格のために大切な心の姿勢

Posted by 伊藤 智子 on
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当塾のブログは、合格したい、合格を叶えたいと思って見てくださっている方が多いと思いますので、今日はズバリ、「合格するために大切なこと」について書いていきたいと思います。

この内容は、YouTube「心が軽くなる勉強法」でお話した内容を基にしています。多くの方に役立つ内容だと思うので、こちらのブログでもご紹介させていただきます。

合格するための心の姿勢

合格するための方法というのは、勉強の具体的な内容から、例えば勉強記録をつけるとか、メンタルを整えるといったことまで、本当に色々なノウハウやテクニック、心の姿勢があると思います。その中から今日は、私がとても大事だと思っている、合格するための心の姿勢と、それに基づいた日々の努力について記したいと思います。

1.合格することを決める!

まず、合格するために大切だと私が思っている心の姿勢の一つ目は、「合格することを決める」ということです。言い換えると、合格を前提として日々の行動をつくり上げるということです。

合格することを決めるというのは、実は結構勇気がいることですよね。私自身も、例えば何かの資格や大学受験を目指すとなった時に、「合格することを決めなさい」と言われたとしたら、「そんなのちょっと待って、合格するかどうかわからないじゃん。それに、もし決めちゃったのに落ちたらすごい虚しい」と思ったと思います。

しかし、絶対に、合格を前提として日々の行動をつくった方が、合格の可能性が高まると思いまうす。

例えるならば、100km先にゴールがあるというのは、みんな分かっているとします。50日後にそこにいなければならないということも決まっているとします。それで、「そのゴールに向けて50日あるなら、1日最低2km歩くか走るかしなければいけないな」と思って行動するのか、それとも、「100km先は遠いな、50日か、なるほど結構あるかな」とか思って、100m歩いたり、次の日は休んだり、その次の日は3km歩いたり、とやっていくのか。どちらの方が確実にゴールに近づくかを考えてみてください。もちろん、「最低2km」と決めておいた方が、期限までにゴールできる確度は高いですよね。

そういうことを考えたときに、今のは例えなのですが、試験の合格というのも、結局本質は同じだなと私は思っています。「絶対にそこにたどり着く」、「いついつの試験の時にはそこのレベルにたどり着いている」ということを目標として、そこから逆算するからこそ、「1日に絶対にこれをやるんだ」ということが決まってきます。

まず心の姿勢として、合格を前提として行動するつもりはあるのか、それとも、「いずれはたどり着くかなぁ?」と惰性でやっていくのか。皆さんはどちらにしますか?

たくさんの受験生を見る中で、一部に、「合格するのかな、どうなんだろうな?」というゆらゆらした感じで受験に臨もうとしている人も見かけます。でも、それだったら、合格を心に決めて、毎日の行動を作り上げる方がいいのではないでしょうか、ということを一つ目にお伝えしたいなと思います。

毎日が本番!

二つ目は、「毎日が本番!」と、気合を入れるということです。本番、力が発揮できないのではないかとか、頭が真っ白になるのが怖いとか、制限時間内に解き終えられるか不安だとか、たくさんの相談をこれまで受けてきました。本番で力を最大限発揮できるかどうかということは、もちろん受験生ならみんな不安だと思います。でもその時に、ちょっと考えてほしいのが、「今日も本番だ」と思って、本番以上に気合いを入れて、毎日の勉強や問題演習に臨んでいるかということを問いかけて欲しいなと思います。

私は、勉強する時には、いつもストップウォッチを持って、「最大限、解けるだけ解くぞ!」という気合いで問題演習をしたり、一生懸命、限られた時間の中でやれる範囲のことをやったりしていました。気持ちの中で、日頃と本番を大きく分けないということが、すごく大事だと思います。

合格してから自分の人生の本番が始まるわけではありません。「合格に向けて頑張っている今日も、自分の人生という意味では大切な一日だ、だから今日も一生懸命頑張るぞ」と気合を入れて勉強することによって、本番の緊張度と日頃の緊張度が変わらなくなります。そうすることで本番のときだけ、肩に力が入った状態で試験を受けなくてよくなると思っています。

なので、力を発揮するコツとしては、今日も、「毎日本番!」と思って、気合を入れるということです。そういうふうに努力していけば、「毎日毎日一生懸命やってきた自分、最大限にやってきた自分」という自信が持ててくると思います。そして本番も、いつも通り一生懸命やるだけ、きっと自分はやれるだろうと、信頼できるようになると思います。

本番が最大瞬間風速だ

ちなみに、私が自分に言い聞かせていた、というよりは、いつのまにか自分の合言葉になっていた言葉があります。それは「本番が最大瞬間風速だ」という言葉です。つまり、本番で、自分は絶対に最高の力を発揮できるんだと思い込んでいたということです。

なぜそう思うかと言うと、例えば本番の数ヶ月前に模擬試験を受けると思いますが、その模擬試験から本番まで、少なくとも一か月以上離れているのが普通です。模擬試験であまり良くない出来だったとしても、本番を目指して一生懸命やってきたその日々の努力の積み重ねというのが絶対にあるわけだから、必ず、模試を受けた時の実力よりも高い実力で本番に臨むわけです。

だから、模試の成績が悪かったとしても、それは決して本番の実力ではない。全力で、当日に向けてやってきたその自分が試験に臨むのだから、本番で最大の実力が発揮できるのは当たり前だ、というふうに心から思っていました。それは本当に、当たり前だと思いませんか。

中には、本番緊張して力が発揮できないんじゃないか、と不安に思う方もいるかもしれませんが、ぜひ、「本番は最大瞬間風速だ!」という考え方を採用していただけると、ちょっと勇気が出るんじゃないかなと思います。

私はいつも、受験を迎える受験生にこのことをお伝えしています。絶対に今まで模試で出してきた成績よりも絶対に良い成績が出る。最高の実力が発揮できるのが本番で、それはもう当たり前の事なんだから、と言うと、たまに笑われるのですが、私は、本当にそう信じています。

最後に

このブログを読んでくださっている皆さんも、日々、「毎日が本番だ」という気持ちと、「心に合格を決めた上で行動する」という気持ちをもって、そして、本番は最大瞬間風速が吹くんだということを信用して、頑張っていっていただきたいなと思います。そうすることで確実に合格の可能性は高まると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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