伊藤 智子


いつから「大学受験生」なのか

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いつから「大学受験生」なのか

こんにちは。学習塾Dear Hope の伊藤智子です。

今日は大学受験生だけでなく、高1生、高2生にもぜひ参考にして欲しい内容です。

いつから大学受験生?

みなさんは、いつから自分は受験生になるのだろうか、と考えたことはないでしょうか。

言い換えれば、いつから受験勉強を始めたらいいのだろうか、と。

高校3年生になったら、受験生なのだろうか。それとも、センター試験が終わった1月半ば、「次は自分の番だ」というタイミングで受験生になるのだろうか。それとも・・・?

私も高校2年生の時「いつから受験生なのだろう?」と、わりと考えた覚えがあります。

あとは「受験勉強とは何か。」「受験勉強と普段の勉強はどう違うのか。」ということもわからなくて、悩みました。

今日と次回は、そんなテーマで書きたいと思います。

受験生とは

世間一般に「受験生」と言えば、大学受験を目指す高3生、および浪人生のことを指しますね。

進学校や予備校などに通っていれば、高2の1月半ば、先輩のセンター試験が終わると同時に「次は君たちが受験生だ!」と言われることもあるかもしれません。

でも結論から言うと、いつから受験生になるかというのは、自分の意識の問題です。

「受験生」というのは、来るべき自分の大学受験に向けて、自分の生活をマネジメントし、エネルギーを勉強に注いでいく時期。

なにも高3になってから、みんなと一緒に「受験生」になる必要はないのです。

自分の目標を考えて、その目標から逆算して、「この時期くらいから意識を変えて勉強しよう」と思うタイミングを見つけたら、そこから「あなたの受験生活」が始まるのです。

ちなみに、上記の通り、私自身も「いつから受験生になるのだろうか」と考えていたわけですが、答えがよくわからず、ただ、高3になってからでは遅い気がしたので、これは自分で決めるしかなさそうだな、と思いました。

私の場合は、高校2年生の時点ではすでに目標としては東京大学に行きたいと思っていたので、勉強しなくてはならない科目数が多いことはわかっていました。

それから、私は何ごとも、一気にダッシュできるタイプではないので、慌てなくていいように、少し早めに受験生の意識に切り替えようと思っていました。

気分的に、高2の10月くらいがいいかなーと思っていた気がするのですが、10月は運動会や文化祭で忙しく、結局、年が明けた1月1日付けで受験生になることに決めました。

(最近まで細かいことは忘れていましたが、日記で確認したら、そう書いてありました(笑))

ただし、ここで注意してほしいのは、「意識の上で受験生になってから、受験対策の勉強を始めたのではない」ということ。

詳しくは次回の記事(受験勉強とは)に譲りますが、大学受験の基礎力をつける勉強は、もっとずっと前から始まっていたと思います。次回の記事もぜひ読んでください。

自分で、決めよう

いま、この時期にこの記事を書いたのは、現在高校1年生、2年生のみなさんにも考えてみてほしかったからです。特に2年生ですね。

周りに「もう受験生だぞ!」と言われて受験生の気分になるのと、「ここから自分は、受験生としての意識で生活していこう」と自分で決めるのとでは、やはり後者のほうがよほど気持ちよいと思います。

受験も「自分で決めて、自分で実行する」というプロセスがとても大事。

大学受験は志望校選びも含めて、特にそうだと思います。

(もちろん、アドバイスが欲しい場合や相談したいときは、いつでも周りに声を掛けてくださいね。個別学習相談もやっています。ただ、実行部隊は自分ですからね)

流されて受験をするのではなく、自分の意志で受験をする。

みんなが行くからではなく、自分にとって行く理由があるから、大学に行く。

同じライフイベントでも、気持ちの持ち方次第で、大きく違います。

せっかくなら、自分の人生の舵取りを自分でするつもりで、受験に臨んでいきましょう!

今日のまとめは、世間一般では「受験生」は高3生・高卒生だが、いつから自分が受験生になるかは、自分で決めよう、ということです。

「受験生」というのは、来るべき自分の大学受験に向けて、自分の生活をマネジメントし、エネルギーを勉強に注いでいく時期。

それをスタートさせるのは、あなたです。

次回は、「普段の勉強と受験勉強、何が違うのか」というテーマでお届けします。

それでは今日は、この辺で!

この記事を書いた人:

学習塾Dear Hope代表

東大卒 英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子