伊藤 智子


『ジェダイの哲学』より 未来は、今この瞬間につくられている

Posted by 伊藤 智子 on
塾長日記
『ジェダイの哲学』より 未来は、今この瞬間につくられている

こんにちは!学習塾Dear Hope 代表の伊藤智子です。

いきなりですが、私は、実は映画『スターウォーズ』のシリーズをこれまで見たことがありません。

しかし、2017年10月17日に発刊されたばかりの『ジェダイの哲学』という本を読み、初めてその深遠で壮大な世界観の一部に触れることとなりました。

『ジェダイの哲学 フォースの導きで運命を全うせよ』

この書籍を知ったのは、私がお世話になっている代官山のヘアサロンCheriのオーナー三宅さんがSNSで紹介されていたことがきっかけです。三宅さんは、私が尊敬するお一人なので、さっそく書籍を買って読ませていただきました。

スターウォーズのストーリーがちりばめられながら、そのエッセンスとなる哲学が語られています。

筆者はジャン=クー・ヤーガ氏。”詳細不明のジェダイ”だそうで、ミステリアスなところもまた、惹かれます。(実は、詳細不明のジェダイ、とは書いてあるものの、読み終えるまでずっと実在される人物だと思っていました。ネットで検索して、そうではないことだとわかりました(笑))

哲学というと、難しい思想のように感じる人もいると思いますが、そんなことはありません。わかりやすく言うと「人生における真理」ということになると思います。

その「哲学」はスターウォーズのストーリーに投影されているので、とてもわかりやすく、伝わりやすいのですが、語られている内容は、心理学や仏教・儒教・キリスト教など世界で数千年受け継がれている思想に通じる、とても深いものだと感じました。

私はスターウォーズは完全に初心者なのですが、ストーリーや登場人物も把握しやすくて、物語を楽しむ要素もありつつ(カラーのページも多くてびっくりでした)、自分自身の生き方について非常に考えさせられる一冊でした。

どうしたら、「自分の道」を見つけ、生きていくことができるのか。

善と悪、光と闇とは何か。

最も印象深かったのは

印象深かったところがたくさんあり、そのつど付箋を貼ったので、一つ選ぶのは難しいのですが・・・

でもやはり、ここです。

「現実とは自分の信じた世界なんだよ。」(p.97)

「『自分が何者であるか』すら、自分が信じたものにほかならない。」(p.123)

私は、おそらく高校生くらいの時から、この考え方は知っていました。

「自分の想いから、現実は創られる。」と、世界で読み継がれている自己啓発本などには、必ずと言っていいほど書いてあります。

でも、若いころの私は、「信じられない。」と思っていました。

自分のことも好きになれなくて苦しかったし、目の前の現実だって、とてもじゃないけれど、自分が望んだものではないことだらけ。

いったい、これのどこが自分が信じた世界なの!?と思っていました。

その後、社会人になっても、そういうこと(自分が望んだわけじゃない!と思うこと)はたくさん起きました。自分の人生に起きるなんて微塵も思っていなかった出来事もありました。

でも、少しずつですが、わかってきたことがあります。

自分の周りに起きることはどうであれ、その中で自分がどう生きるかは自分で決められるということ。

どう生きるかを自分で決めている中で、やはり、現実は、自分の決めた方向に少しずつだけど、じわりじわりとだけど、動いていく、ということ。

そうやって生きていく中で、「自分がまったく望んでもいなかったし、想定もしていなかっ出来事」も、自分が自分として成長するうえで、実は肥やしになっていくのだろう、ということもわかってきました。

今は、私はこんな風に解釈しています。

でも、私の「今」のこの感覚は、まだまだ、ここに書かれているような「真理」「哲学」には到達していないと思います。

ただ少なくても、「現実は、自分の信じた世界なんかじゃない!」と思っていたころよりは、私なりにですが、わかってきた気がするのです。そういう意味で、年を重ねるというのは、楽しいことでもありますね。

今、この瞬間を生きよ

最後に。抜粋してご紹介したい部分はたくさんありますが、今日は、昨日私がブログに書いた記事(「未来はまだ白紙!前向きに行こう!」)に通じる内容を、力強いメッセージで伝えている箇所があったので、「偶然ではないかも!」と感激し、ご紹介させていただきます。

未来はつねに揺れ動いている。未来はつねに「この瞬間」によって決定づけられるからだ。

今のあり方に変化が起こることで、これまで走っていたと思われるレールは切り替えられ、新たな未来へと向かい始める。未来というのは瞬間、瞬間できみの意識の変化に応じて変わりつづけるものなのだ。

だからこそ、今を生きることが必要だ。

われわれが存在するのは「今、この瞬間」しかない。なのに、人は起きるかどうかわからない未来の心配ごとを常に前倒しで感じている。それはとてももったいないことだとは思わないか?

前向きに、前進していきましょう。受験に向けても、そして自分の人生についても。

それでは今日は、この辺で!

この記事を書いた人:

学習塾Dear Hope代表 東大卒英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子