伊藤 智子


ケアレスミスをなくす方法① 心の姿勢と、普段の見直しのやり方

Posted by 伊藤 智子 on
Categories

こんにちは。
大学受験向け 学習塾Dear Hope塾長の伊藤智子です。

今回は、Youtubeでお話ししている「心が軽くなる勉強法」シリーズから、「ケアレスミスをなくす方法」をテーマに話した内容を紹介したいと思います。

この動画は、現時点で一番多く視聴されているものの1つです。中高生だけではなく、社会人の学習者やビジネスマンの方にも見て頂いて、「役に立った」「仕事も勉強も同じですね!」など、ご感想などをいただいています。

ケアレスミスをなくすというのは、大学受験だけではなく、大人になってもつきまとう、大事なテーマなのだということを私自身も感じています。

以下、動画でお話ししている内容を、話し言葉のまま書き下していきます。(話し言葉ですので、読みづらい点があるかもしれません。ご了承いただければ幸いです。)

***************************************************

こんにちは。

今日はFAQシリーズということで、私が本当にたくさん質問・相談を受ける内容である「ケアレスミスを減らす方法」についてお話ししたいと思います。

結論から言うと、ケアレスミスを減らす方法はあります。

ただ、それを自分のものにできるかどうかというのは、かなり、心の姿勢に関わってくると私は思っています。

なので、まず、ケアレスミスを発生させている「心の姿勢」について振り返って、その後、具体的にどうやって減らしていったら良いか、というお話をしたいと思います。

ケアレスミスを生み出す心の姿勢

私がいつも気になっているのは、「ケアレスミスについて悩んでます」とか「テスト本番でミスしちゃって実力発揮できないんです」とか、そういう事を相談される時に、その生徒さんは、普段の授業の小テストとか問題演習の時にケアレスミスをしていないか、ということです。

実際は、普通にケアレスミスをしていると思うんです。でもそれを、問題だと思ってないんですね。

ケアレスミスをしがちな人の「心の姿勢」って、例えば、数学だったら、解き方は分かってるんだけど、ちょっとプラスとマイナス間違っちゃったとか、約分の時にちょっとうっかりミスしちゃったとか、「分かってるんだけどちょっとミスしちゃった」っていう考え方なんですよ。

それで、テストになると点数引かれるから悔しい、本当は実力あったのにできなかった、ってなるんだけど、そもそも、普段の実力がテストに出るだけだから、普段から気をつけいてないと、ケアレスミスなんてテスト本番だけで減らせるものではないんですね。

本当に普段の勉強から「丁寧に、ミスを減らしていくようなやり方をしよう」ってまず決意しないとだめです。

普段は、ミスしても、分かった分かった、うっかりやっちゃった、とかいう程度でそれを重要視しないのに、本番だけ気をつけて、本番だけうまくやろうっていうのは難しいです。

なので、耳の痛い話かもしれませんけど、テストでケアレスミスをするってことは、日頃から間違いだらけなんだけど、それを気にしていないってことだと思います。

日頃の勉強でも、「ああやっちゃった」ってことをちゃんと悔しがると言うか、これ、本番でも同じことやっちゃうなっていうことを自分に言い聞かせないと、本番だけうまくケアレスミスを減らすなんてことは出来ないってことを認識して欲しいなと思います。

これを本当に腑に落とすだけで、あとは具体的な方法論なんていらないんじゃないかって思うぐらい大事な心の姿勢だと思うので、まず最初にお話しました。

とうわけで、大事なことというのは、普段の勉強からミスを減らす、丁寧に問題に向き合うっていうことだと思うんですけど、その時にケアレスミスを減らす方法っていうのは、本当に「耳だこ」だと思いますが、まず一つ目は、「見直す」っていうことですね。

ケアレスミスをなくす方法① 普段から見直す習慣を持つ

これね、普段の勉強の時にちゃんと見直してから丸付けするなんてしてますか?

多くの人は、多分してないですよね。普通に解いて、はい解き終わった、はい丸付け、あ、間違っちゃった、って流れだと思うんですね。

勉強から丸付けをする前に1回見直すっていうそのワンステップを取っている人は、絶対テストでもそれができると思います。

一方で、普段の勉強ではもうさっさと丸つけたい、もう早く終わらせたい、だから見直しもしないで丸付けをする。なのに、テストの時だけ効率よく間違いを見つけるような見直しができるかって言ったら、それはそんなことないですね。

だから、解いた後に、それが本当にちゃんとできてるのかということを自分の目で見直してから丸付けする、っていうワンステップを日ごろの勉強に取り入れるっていうのが、見直しをするっていう意味だと思います。

テストの時に時間が余ってから見直しするの当たり前なんです。けど、その時に見つけられる自分になるかは、日頃の勉強にかかっていて、日頃、雑にやらないということが大切です。日頃の問題演習とかから、見直ししてから丸付けをするっていう癖を身につけよう、ということですね。

やりっぱなしにしてさっさと丸つけて、あ、間違った、あ、でもわかった、考え方は合ってた。あ、いつもの三単現のSだ、ちっちゃい間違いだ。みたいな感じの姿勢だと、そりゃ永遠になくならないよねって話です。

ちょっと厳しい話が続いてると思うんですけど、普段の勉強から自分の解いたものをきちっと見直すっていう姿勢が大切だと思います。

動画はこちらになります。