合格の秘訣 「不利」な状況でも淡々と!
こんにちは!品川区武蔵小山 学習塾Dear Hope 塾長の伊藤智子です。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
今日は、受験直前期ということで、合格の秘訣について書きたいと思います。
もちろん合格の秘訣なんて無数にあり、簡単にまとめられるものではありませんし、これまでもこのブログには、数々の秘訣を書いてきました。
が、今日は、これまでとは違った視点で重要だと思われることを書こうと思います。
不利だと思える状況で、騒ぎ立てない
よく、「最後まであきらめずに努力を続けること」「合格する!という強くて前向きな気持ちを持つこと」が大切だと言われます。
もちろんそれらはとても大切です。ですが、ある日、前向きになっても、次の日は不安になったり落ち込んだりする、ということもあると思います。
では、前向きで諦めない気持ちを維持するために、大切なことは何でしょうか。その一つが「不利だと思う出来事や状況にあっても、騒ぎ立てずに淡々と」ということになると思います。
受験において、「不利」と思えることは様々に起こるものです。
また、出来事ではなく、不利だと思える状況の中で、受験を迎えようとしている人もいると思います。
たとえば、病院で長期的に治療を受けながら受験勉強をしている人。
たとえば、地方の親元を離れ、塾に通うために一人暮らしをしながら受験勉強をしている人。
たとえば、仕事で忙しいご両親に代わって、家事を担当し、幼い兄弟の面倒をみながら受験勉強をしている人。
たとえば、4浪目の医学部受験生(男性)。
どれも、これまでの塾生さんたちの実際のケースです。
書くときりがありませんが、本当に一人ひとり、良く頑張っているなあと、胸を打たれるような受験生にたくさん出会ってきました。
自宅にいて、ご家族に食事などの面倒を見てもらいながら、普通に塾に通って、受験を迎えることができる受験生に比べたら、時間的にも精神的にも非常に不利な状況にあったことは間違いありません。
でも、決して楽な道のりではありませんでしたが、見事に全員、志望大学に合格されました。
(ちなみに4浪目の医学部受験生だった子は、3浪した末に落ちてしまった後に、探し求めて当塾に来てくれて、1年で志望大学の医学部に合格されました。)
結局、合格に大事なことは、「最後まであきらめずに努力を続けること」「合格する!という前向きな気持ち」など、さまざまに挙げられますが、別の角度から見ると、「不利だと思える出来事」「不利だと思える状況」の中で、それに飲み込まれない、ということだとも言えると思います。
飲み込まれるきっかけとして、騒ぎ立てる、ということあることがあります。
不安から、自分の状況を分かってほしくて騒ぐと、だんだん、自分で掘った穴に自分で埋まっていくようなところがあります。
だから、騒ぎ立てない・淡々とやれることをやる、ということが、とても大事だと思います。
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ところで、
「ご家庭で食事などの面倒を見てもらいながら、普通に塾に通って、受験を迎えることができる受験生は、恵まれている」という趣旨のことを書きましたが、一見、どんなに恵まれているように思える受験生も、その中で、何かと戦っているものですね。
学校の先生からの「お前は無理だ」といったような否定的な言葉だったり、模試のE判定だったり。
あるいは、受験する大学から遠い地方に住んでいるがために、事前にホテルを予約し、受験の本番では飛行機や新幹線で前日入りしなくてはいけない、ということだけでも、不利だと思えるかもしれません。
慣れない宿泊施設で、緊張もある中で、眠れるかわからない。
飛行機や新幹線の長旅で、多少は疲れも出るかもしれない。
大学の近隣から受験に来る人に比べらた、不利かもしれません。
でも、全部含めて大学受験です。
そして、とても不思議に思えると思いますが、「不利」と思うことは、見てきた限り、合否には実はほぼ影響がありません。
そのことを、これまで出会ったたくさんの受験生たちが教えてくれました。
合否にマイナスの影響がないだけではなく、むしろ自分を奮起させ、プラスに働かせていた子もいました。
いま、何かしらの状況で、「自分はほかの人に比べて、受験に不利な状況にあるのでは」と、不安になって苦しんでいる人もいるかもしれません。
でも、そのことも、後から振り返れば、不利だと思えた状況は、自分のサクセスストーリーを彩る要素に過ぎなかったことに気づく人もいると思います。
今日は受験も迫っているので、塾でいつもお話ししていること、伝えていることを徒然に書きました。
受験生のみなさんを、応援しています!!
この記事を書いた人:
東大卒 英語講師・キャリアコンサルタント
学習塾Dear Hope代表 伊藤智子