TOEIC高得点を取るには (リスニングのコツあり)
おはようございます。学習塾Dear Hope代表 伊藤智子です。
メンテナンス中で月曜日までブログをお休みの予定でしたが、TOEICの点数を上げるコツについて、複数の方からヒントを聞かれたので、書きたいと思います!
私自身が、英語圏への留学経験なしで、どうやってスコア960(990満点)を取れたのか、また、リスニングで満点取れたのか、という質問もいただいたので、私自身の工夫も振り返って書きました。
1、自分のレベルに合う教材をみっちり繰り返す。
難しすぎてはダメ、少し上のレベルの教材を。
目標が900超えだとしても、もし現在600いかないのならば、いきなり「990点奪取」のような教材を選ぶのではなく、600や730を目指すための教材を繰り返しやったほうが良いです。なぜなら、ある程度の基礎をきちんと勉強しないのに、応用問題ばかり手を出しても、逆に効率が悪いからです。
私は、はじめてTOEICを受けた時は、自分が何点くらいとれるのか見当もつかなかったので、730点を目指す教材、900点を目指す教材の2冊を本屋で買って、その2冊、特に730のほうを繰り返しやって、とったスコアは905でした。私の経験からも、点数が低めの設定の教材だから無駄ということは一切なく、背伸びしすぎずに、レベルに合いそうなものを繰り返すことが大事だと感じています。
2、リスニングの克服。
苦手なうちは、1回の勉強の中で問題数を大量にこなすのではなく、同じものを繰り返し聞くのが良いです。たとえば、Part1はたった6問ですが、その6問に絞って、それをパーフェクトに聞こえるまで聞くのです。
何も見ずに3回くらい聞く
⇒スクリプトを読む
⇒スクリプトを見ながら聞く
⇒スクリプトを、音声に合わせて音読する(速いのでけっこうたいへん!)×3回
⇒何も見ずに聞いてみる
⇒クリアに細部まで聞こえる!!となります。
そうすると、同じようなスピードで流れてくる他の音声も、聞きやすくなってくるのです。
3、文法の土台を疎かにしない。
高得点を目指すからこそ、基礎の基礎が大事です。
文法をしっかり理解することで「すべての問題に対して自信と根拠をもって」答えられるようになります。
たまに、「実社会で使える英語と文法英語は違う」と言って、文法学習をまるで使えない英語学習のようにバカにする人がいますが、とんでもない勘違いです。
文法は英語のルールです。土台です。使えない英語なのは、文法の知識を得ただけで止まっている場合のことであり、土台なくして、その上の建物は立ちません。
もちろん、英語圏での生活が長くて、文法というカタチで学ばなくても、英語ができる人もいらっしゃると思うのですが、そうでないなら、ちゃんと土台は理解すべきです。
(土台作りは私の得意分野なので、困っている方はお問い合わせください。)
4、ストップウォッチを使って、短い文章を速く読む練習をする。
TOEICのライティングの問題を、時間内にちゃんと終えるのは、なかなか大変です。私も、そんなに読むのが速いわけではないので、数問だけ問題を解く時でも、必ずストップウォッチで時間を測って、秒単位で記録をつけていました。
そうすると、少しずつ速くなるものです。本番に、練習より速く読めることはまずないので、スピード対策は重要です。
5.あとは、根気よく受験すること!勉強が終わってから受けるのでは遅い。
一般に、TOEICは受験を続けるだけでもスコアは伸びていくと言われています。慣れることによる点数の伸びも期待できるのです。
実は私は、時間に追われる試験が好きではなくて、TOEICはほんの数回しか受けていないのですが、それでも、1回目よりは2回目、と、慣れていきました。
だから、就職試験や受験など、スコアを提出する機会があるのならば、早めにTOEICを受け始めましょう。
間違っても「一通り勉強が終わってから受ける」とか言っちゃダメです。
一回でも本番を味わうことで、日頃の自分のチンタラした勉強が生ぬるかったとわかって、目が覚める人もいます。
受験しながら、勉強を進めていくことが大事です。
大学受験においても、TOEICのスコアを入試の英語の得点として評価する大学が増えてきました。ぜひ参考にしてみてください。
それでは今日は、この辺で。
この記事を書いた人:
学習塾Dear Hope代表 英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子