受験勉強とは 普段の勉強とは何が違う?
こんにちは!学習塾Dear Hope の伊藤智子です。
前回はいつから大学受験生なのかという記事を書きました。
前回の内容は、結論としては「受験生の意識は、周りに言われて持つのではなく、自分で決めて持とう」ということでした。
それでは、そもそも受験勉強とは何をすることなのか。普段の勉強とは違うのか。
疑問に思う人もいると思います。私自身は、高校1,2年生の時はかなり疑問に思っていました。
実は私は、高校3年生になるまで塾に行くことができなかったので、「塾に行っている友達は受験勉強をしているけれど、自分はできていないんじゃないか。」と、とても心配していたんです。
でも、受験勉強ってなに?ということがわかれば、そんなに心配することもありません。
ということで、今日はこのテーマで書きたいと思います。
学校の勉強は、受験には役に立たない?
前回の記事で、私は高校2年生の1月1日に自分で決めて受験生になった、ということを書きました。
でも、1月1日から東大に向けて一生懸命勉強し始めたのかというと、実はそうではありません。
それでは私の場合は到底間に合わなかったと思います。
高校2年生の冬頃には、特に英語に関しては、大学受験に必要な基礎知識(センターレベル)は終わっていたように思います。
では、その勉強はいつから始めたのかというと、これはもう、中学生の時からの積み重ねとしか言いようがありません。
中学から大学受験を目指していたの?というと、まったくそうではなくて、ただひたすら、学校の勉強(予習・復習・テスト対策)をやっていただけです。
ただ、英語の授業に熱心な学校で、英語で手を抜くことが許されない雰囲気があったので、「家で英語をやらない日」はなかったです。
学校の勉強は、受験勉強の土台づくり
だから、普段の勉強と、受験勉強は別物ではなく、普段の学校の勉強は、受験するための学力の土台、基礎をつくることになるわけです。
もし、昔の私のように、「学校の勉強はちゃんとやっているけれど、これは受験には役に立たないのだろうか?何かほかに、特別な受験勉強というものがあるのだろうか。」と不安になっている人がいるならば、まずは安心してください。それは大事な基礎固めをやっていることになるのです。
受験勉強とは
普段の勉強で土台を作るのが大切だといいました。
そのうえで、あえて受験勉強とは何かを書くと
目標とする大学の過去問レベルが解けるようになるための勉強
ということになります。
学校で教科書中心の勉強だけしている人が、難関大学の過去問を見たら、おそらく全く解けないと思います。(学校で過去問を多く扱って授業をしている場合は別ですが。)
過去問が解けるようになるには、何が必要か。
①高校での履修内容全体を把握し、頭に入れておくこと。
⇒学校のテストでは、範囲が限られていることが多いですが、受験では「全範囲」を頭に入れる必要があります。
②応用知識を増やすこと。
⇒受験する大学が求めるレベルによりますが、例えば早慶に合格したかったら、特に細かく正確な知識量が必要になります。
③応用問題を解く訓練をすること。
⇒大学ごとに出題傾向が違いますが、超長文が出題される大学なら、それを読み切る「英語の体力」をつける必要があります。
④制限時間内に解き終えるようスピード強化をすること。
⇒これがかなりポイント。どれだけ知識があっても、時間内に回答できなかったら合格できません。
こんな風に、志望校のレベルと出題傾向を見ながら、自分が本番にそれを解けるように準備するのが受験勉強です。
さらに付け加えると、上記を見てもわかる通り、一朝一夕で完成するものではありません。だから、1年なり2年なり、一定の時間、自分のモチベーションをコントロールしながら勉強を続けるスキルも大切になってきます。
どうですか?
「前向きにやってみよう!」という気持ちになってきましたか?
自分の目標に向かって、知力、体力、精神力を使ってチャレンジしていく受験は、取り組みようによっては、本当に自分を成長させてくれます。
そのコツは、やはりチャレンジを楽しむことです。
これから受験勉強を始める高校1年生、高校2年生のみなさん、ぜひ記事を参考にして、自分の受験生活を組み立てていってください!
自分の受験について相談したい方は、個別学習相談も受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
それでは今日は、この辺で!
この記事を書いた人:
学習塾Dear Hope 代表 英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子