【大学受験・受験日程】 スケジューリングのヒント 3日連続は避けたい。
おはようございます!学習塾Dear Hope代表 伊藤智子です。
受験スケジュールを作成しよう
11月上旬から今頃にかけて、高校では、大学受験の受験校と、受験日程の一覧を提出させるところが多いですね。
もし、高校に提出を求められていなかったとしても、一度自分で、来年1月から3月の白紙のカレンダーを用意して、受験のスケジュールを書き込んでみることをお勧めします。
そのためには、受けようと思っている学校の、出願期間・受験日・発表日・手続きの締め切りなど、全部把握しておく必要があります。
たびたび書いていることですが、受験は、ただ勉強だけしていれば良いのではなく、受験の手続きをしなくてはいけないのですよね。
直前期であればあるほど、勉強以外のことに時間を取られたくないものですが、そういうわけにはいかない事情があります。
なので、はやめに願書の取り寄せやスケジュールの把握をして、直前慌てなくていいように準備しましょう。
受験日の連続について
ところで、受験日が連続してしまうことってありますよね。
実際、何連続までいけるものなのだろうかと考えている人も多いようです。
正直なところ、かなり人によるのですが、3連続してしまった場合、3日目は普通はかなり疲れますし、3日頑張った後の体力の回復に時間がかかります。
(人によるというのは、あまりガーっと集中するタイプではない場合、そんなに疲れないようなのです。)
首都圏の私立文系志望の人などは、受験できる選択肢が多い分、いかに絞るかで頭を使います。
各大学に学部が複数あるのは昔からですが、それに加えて様々な受験方式ができて、選択肢が多すぎて大変ですね。
「とにかく早慶どちらかに受かりたい!」という場合、たいていGMARCHを複数受けてから、早慶それぞれ、複数の学部を受けることになる人が多く、これまで見てきた生徒さんでも、出願数が10個に収まらない人がほとんどです。
ただ、不安から多く受けすぎると、肝心な第一志望で疲れてしまっていることもありますので、よくよく考えて、無理のないスケジュールを組むことをお勧めします。
大切なのは元気で第一志望を受けられるように体調管理をすることです。
少し多めに出願しておいて、体調やセンターの出来などを見て、実際の受験校を絞る、という作戦も良いと思います。
※センター試験の出来が良かったら、センター出願で合格をもらえますので、体力も温存できてお得ですね。(ただし、センター試験のまえに「センター出願」をしておくべき大学・学部と、センター試験後に結果を見てから出願できる大学・学部の両方があります。きちんと事前に確認しましょう。)
私はセンター試験の疲れでダウン・・・
私自身、一応いくつか出願はしておきました。
ただ、センター試験の2日間、集中してがんばったら、そのあと疲れて、高熱が出て、口の中が口内炎だらけになり3日ほど寝込みました。たぶん、私なりに頭フル回転でフィーバーしたんですね。
※受験生全員がこうなるわけではありません。いやむしろ、私がこれまで指導した受験生で、センター後に体調を崩した人は一人もいませんのでご安心を!!
そのことがあり、できるだけ本命まで無理せずに行こうと決めて、受けようと思っていた私立を少ししか受けずに、東大本番に臨みました。
あ、訂正です。
「受けようと思っていた」と書きましたが、実は、「これだけ東大対策をしてきて、いまさら他の大学に通いたいという気持ちを持てるかわからないから、受験するのは本命一本でもいいかな」とさえ思っていました。
ただ学校や親の心配があり、一応、いくつか出願していました。
出願していなかった場合、あとから受験したいと思っても無理なので、受験する可能性があるなら出願をしておいて、あとから絞るという手もあるということです。
(出願だけでもお金はかかるので、無駄に出すのはやめたほうがいいですが)
これまでの合格者たちも「3連続は、行けると思っていたけどきつかった」「2月後半に、もっと体力を残しておいたほうが良かった気がする」など話していました。
やはり、本番はいつも以上に力が入るので、本命へのラストスパートがかけられるよう、慎重に考えておきましょう!
スケジューリングの参考になればうれしいです!
それでは今日は、この辺で!
この記事を書いた人:
学習塾Dear Hope代表 東大卒英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子