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2018年 センター英語 鍵は慎重さ

Posted by 伊藤 智子 on
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2018年 センター英語 鍵は慎重さ

おはようございます。伊藤智子です。

昨日、センター試験が終了しましたね。

受験生のみなさん、本当にお疲れさまでした!!

2020年度には廃止される、残り僅かなセンター試験。

(つまり、現在(2017年)の中学3年生から、新しい大学入試を受けることになります。)

大学受験英語をずっと指導している私としては、毎年戦ってきたセンター試験が終わっていくと思うと、感慨深く、名残惜しい気もします。

(その代わりに大学入学共通テストが実施されますが。)

昨夜は、センター試験を終えた塾生たちからの報告と、今後の出願校や勉強についてのやりとりが続きました。

中にはフライングして、まだ2日目が残っている状態で、初日に喜びいっぱいで「こんなに英語ができる自分にしてもらって本当にありがとうございます!!」というメールを送ってくれる人もいました。とてもとても嬉しかったですが、まだ勝負はこれから!最後までやり切りましょう!

センター試験については、とにかく、無事に受けきれただけでも、本当によく頑張りました!!

* * *

今年のセンター英語、私が解いた印象では、「慎重さが鍵」だったと思います。

多少の形式の変化もありましたが(センター始まって以来、ずっと出題されていた会話問題がなくなるなど)

それ以上に、「問われていること」をよく読まないと引っかかってしまう問題が複数ありました。

例えば第3問Cでは、引っかかった人もいたのでは、と思います。

例年の出題で、こういう問題があります。

あるトピックについて、複数の人が異なる意見を言っていて、それぞれの人の意見を要約するとどうなるか問われる問題が3問あるのですが、今年は、3問目が「全員に共通する視点」が問われました。

でも、過去問演習を一生懸命やって、「それぞれの人の意見の要約を選ぶ」と思い込んできた受験生は、よく問題を読まず、引っかかってしまったのでは、と思います。

予備校の中には、この問題の分析として、「現行課程で重視される、討論の場において相互の意見の共通点や相違点を把握する力を意識した問題だった。」としているところもありました。(駿台・ベネッセの問題講評です)

もちろん、その通りかと思います。

ただ、ある程度勉強してきた受験生の〇か×かを分けたのは、「反射的に問題を解くのではなく、問題をよく読む注意力」だったと思います。

センター試験が終わったとはいえ、多くの受験生にとってはこれからが本番です。

この問題で引っかかった人もいると思いますが、「転んでもただでは起きぬ」ということで、これからの本番においては「問題をよく読むこと」を意識していきましょう。

学習塾Dear Hope代表 伊藤智子

英語講師・キャリアコンサルタント