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ICUからオランダへ 卒業生の留学レポート② オランダを選んだ理由

Posted by 伊藤 智子 on
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ICUからオランダへ 卒業生の留学レポート② オランダを選んだ理由

こんにちは!
少人数制 大学受験対策 学習塾Dear Hope塾長の伊藤智子です。

今日は、Dear Hopeの卒業生で、ICU(国際基督教大学)から現在、オランダのマーストリヒト大学に留学中のKさんから届いた留学レポートの2通目をご紹介させていただきます!

前回の留学レポート①では、留学前の準備について、詳しく書いていただきました。

今日は、とても気になる「なぜオランダなのか、なぜマーストリヒト大学なのか」についてです。

実は私自身も詳しく聞いてみたかったテーマだったので、とても興味深くレポートを読ませていただきました。

留学先といえば、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、中国・・・といったところがメジャーだと思いますが、しっかりと目的意識、意図をもってオランダを選んだことが伝わってきて、とても参考になりました!

写真はすべて、Kさんに送っていただいたものです。オランダの風景とともに、ぜひお楽しみください!

留学先をどのように選んだか

私は現在、ICU(国際基督教大学)から交換留学という形でオランダのマーストリヒト大学に来ています

簡単に説明すると、ICUに在籍しながら海外の協定校に留学し、留学先大学での単位をICUに持って帰って来られるというシステムです。

私は、数あるICUの協定校の中から、国と大学両方の特徴を考慮して現在の留学先を選びました。

【オランダを選んだ理由】

まず、以下の二つの理由からオランダを留学先に選びました。

一つ目は、ヨーロッパの中でも英語で勉強と生活ができる国と聞いていたためです。

留学レポート①にも記した通り、私は以前から、大学在学中にヨーロッパに留学したいと考えていました。

しかし、多くの日本の大学では第二外国語を学ぶことになっている一方、私の通うICUでは英語以外の言語の習得は必修ではなかったため、英語力の向上に集中したかった私は、他の言語を学びませんでした。

そのため、ヨーロッパの国の中でも英語で勉強も生活もできる国、という観点で留学先の候補を絞りました

オランダの公用語はオランダ語ですが、かなり多くの人が英語を話すことができ、オランダ語を話せなくても生活できると聞いていたため、他の要素も考慮し、最終的に第一希望をこの国にしました。

もちろんオランダ語が話せるに越したことはありませんが、数ヶ月こちらで暮らしてみて、基本的には英語のみで生活できると実感しています。また、留学先の大学の授業は全て英語開講のため、勉強も英語でできています。

二つ目は、オランダは環境問題に対して先進的な取り組みを行っていることを知り、生活する中でそれらに触れ、学びたいと思ったからです。

以前から、EUは全体的に環境問題への関心が高く、取り組みも進んでいるという印象を持っていましたが、留学先として具体的に調べる中で、オランダは国としてサーキュラーエコノミー(循環経済)を推進しようとしていることを知りました

私はビジネスと環境問題に関心があり、サーキュラーエコノミーという概念はまさに私の興味と合致していたため、生活することでその取り組みに触れられたら、そして吸収したことを日本に持ち帰ることができたらと考えました

実際にオランダで生活する中で、日本より環境問題への対策が進んでいる面はいくつか発見できたものの、留学前に期待していた程には見つけられていないのが現状です。

そのため、残りの留学生活の中では単に生活する中で目についたものにフォーカスするだけではなく、より積極的に探したり調べたりしていきたいと思っているところです。

【マーストリヒト大学を選んだ理由】

次に、マーストリヒト大学を選んだ理由は二つあります。

一つ目は、経営学の授業が豊富なためです。

ICUはリベラルアーツの大学であるため、興味に沿った様々な分野の授業を受けられる一方、一つの分野で開講されている授業数が限られています。

そのため私は、ICUでは幅広い分野の授業を受け、留学先では専攻の経営学に特化して学びたいと考えました

協定校ごとに学べる分野が異なる中、ICUからの交換留学の場合、マーストリヒト大学ではSchool of Business and Economics (経営・経済学部) に所属して学ぶことができることを知りました。
さらに、経営学の中でも特に関心がある領域の授業が開講されていることが分かったことも決め手の一つとなりました。

そして、少人数クラスで積極的な参加を求められる授業スタイルが、この大学を選んだ二つ目の理由です。

マーストリヒト大学の授業は、一クラスが15人程と少人数で、学生が主体となって授業を進めるため積極的な参加が求められる点が特徴的です。

私には仕事で通用する英語力をつけたいという目標があるため、積極的な授業参加を求められるマーストリヒト大学の環境ではスピーキングやプレゼンテーションの力などを向上できるのではないかと考えました

積極的に授業に参加するためにはしっかり予習を行う必要があるため、留学初期は特に苦戦しましたが、その分鍛えられていると感じています。

以上がオランダのマーストリヒト大学を留学先として選んだ理由です。

これらの要素に加え、数年前にICUからこの大学に留学していた先輩から、安全で暮らしやすい場所だと聞いたことも大きな決め手となり、最終的にマーストリヒト大学を第一希望として交換留学に応募することを決めました。

***

レポートは以上です。

Kさん、貴重なレポートを本当にありがとうございます!

現在、少なくとも、Dear Hopeでは、留学に関心を寄せる高校生、高校生活の中でもすでに留学に行く中高生が増えています。

留学と一言に行っても、国、地域、大学によって、環境も学べることも大きく違いますよね。

なので、自分がどんなことを学びたいのか、何を優先して国や大学を選ぶのか、という部分を、情報収集とあわせてしっかり深めていくことが、納得のいく選択につながると思います。

このことは、留学に限らず、大学・学部選びにも通じますね。

これから留学、あるいは大学選択をする人は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!

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