伊藤 智子


ケアレスミスをなくす方法② 1点で合否が分かれる世界

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こんにちは!
品川区/オンライン 
学習塾Dear Hope塾長 伊藤智子です。

今日は、前回の投稿に続き、ケアレスミスをなくす方法について、YouTubeでもお話したことをブログでもお伝えさせていただきます!話し言葉をそのまま書いていますので、その点をご了承ください。

ケアレスミスをなくす方法②:自分が間違いやすいポイントをリストアップしておく

自分がしょっちゅう間違える箇所って、人それぞれ決まってるんですね。

例えば、英語でわかりやすい例で言うと、さっきから言ってる三単現のSを付け忘れるとか、あとは、主語が複数形になってるのに単数扱いの動詞にしちゃうとか、単数の動詞なのに複数形にしちゃうとか。単複の話ですね。

もう高3生でも中1生でも同じ間違いをしてます。

たくさんの人がそういう間違いをしているんだけど、それをいつも間違えるな、そこでいつもチェック入るなって思うんだったら、それを自分の頭の中でもリストアップして覚えとくんですね

自分はこことここは間違えやすい、って。

そうしておけば、例えばテストとか、あるいは日々の勉強の時に見直しするってなったときに、まずそのポイントを見たらいいと思います。

テストを見直すときって多分余ってる時間がほとんどなくて、その中でざっとチェックしなきゃいけない中で、自分がいつも間違えるなって思ってるものは、ノートなりなんなりにリストアップして、ここをこういうことで間違えたってことを自分の中で認識しておくといいと思います。

それが方法論の二つです。

ケアレスミスをなくす方法③:冷静に問題に対処できるよう実力を上げる

それからあとは、自分の実力をその問題よりも高めるって言うのも、ちょっと分かりにくいことかもしれませんが、間違いを減らす一つの方法です。

というのは、自分の実力より問題のレベルが高い場合は、自分の実力をめいっぱい使っても解けるかどうかっていう状況で問題に向き合うことになります。そんな時って、もう頭の容量全部使ってしまっているので、間違いにまで気を回す余裕がないんですね、

だけど、例えばなんですけど、「1+2」を高校生が解いたら、まず間違えないですよね。

それは自分の実力からするとはるかに易しいものを解いているので、1+2の「+」と「-」を間違えるとか、そういうことありえないからなんですよね。

なので、問題のレベルが自分のレベルよりも高いから、アップアップになって、細かい間違いなんて気にしている余裕がない、っていうことによる間違いもかなりあるんですね。

答案を見ていると、例えば東大とか京大の採点をよくしていますけれども、その記述の採点をしていると、「何でこんなところで間違えたんだろう、これによってかなり減点されるだろうな」と思うことがよくあります。

例えば三単現のSとか複数形で間違えたりとか、本当に、普通に東大を目指してる人の中でもあるんですね。

それは、おそらく難しい問題に取り組んで、難しいことを一生懸命に英作文とかで書こうとしている中で、細かいところに気を配る余裕を失っているからだと思います。

自分のレベルを高めて、心の余裕を持って取り組めるっていうレベルまで自分のレベルアップを図るというのも、ケアレスミスを減らす一つの方法です。

1点の差で合否が分かれる現実

で、大学受験について厳しい話になりますけれども、21年も指導していると、その年の合格最低点で合格した子も、そしてあのあと一点で落ちてしまった子も、両方見てきました。

1点の差で合否って分かれるんですね。

ただ、ここで言いたいのは、その、あと1点で落ちてしまった子も、その1点をバネにして翌年もっと素晴らしい受験をすることができたので、必ずしも落ちることが絶対に悪いとか、そういう良し悪しを言ってるわけではないです。

ただ大学受験っていうのは、1点の差で受かる、落ちる、がある厳しい世界なんですね。大学受験に限らず高校も中学でもそうだと思うんですけれども、胸に刻む必要がありますね。

で、「ケアレスミスしちゃった、実力を出せなかった」って思うかもしれないけど、ケアレスミスを含めて、実力ってみなされてしまうんです。

7割しか解けない実力でも、それをちゃんと発揮して7割取れる人も、間違えなければ9割取れるかもしれないけれども間違いを連発して7割の点数になる人も、結局同じなんですよね、

そういうことを考えると、もし9割解く力があったら、ケアレスミスって本当にもったいないと思いませんか。

私は1点でも失うことが本当にもったいないって思っていたので、すごい慎重に解いていました。

ケアレスミスで悔しい思いをしたことはもちろんあるんですけど、それはもう次のテストが来るまで覚えてるくらい悔しくって。

トータルとして、ケアレスミス自体はとても少なかったですね。

今、ケアレスミスたくさんするな、自分で本当は実力あるのになかなか発揮できないなって思う人は、それが実力だ言うことを、今厳しいことを言われて嫌かもしれないんですけど、それを胸に刻んで、本当の大事な試験では実力を発揮できる皆さんになってほしいな、と思っています。

小さなミスで必要以上に減点する採点方式は、私は好きではない

最後に補足なんですけれど、学校のテストとかで、例えば難しい、結構長い英文を丸暗記させて、それをテストで再現しなきゃいけない作文のテストとかがあって、それ、ほとんど合ってるのに、一個三単現のSがないから全部バツ、みたいな採点方法を結構見かけるんですね。

一緒に勉強していてかなり頑張ったよね、高得点だったんじゃないっていう風に思っても、そういう採点方法のためにすごい点数が低いっていうようなケースを、結構目にします。

こういう、勉強の本質と違う採点方法には、反対です。

覚えるという9割の労力は、評価していいんじゃないかなって思うんですよね。

だから、もし、そういう採点をするような先生に当たってしまってる場合は、ケアレスミス直すチャンスだなと思って、必要以上に落ち込まないでほしいなって思います。

それでは今日は、ケアレスミスをなくす方法についてお話ししました。

何か参考になったら嬉しいです。

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