おはようございます。学習塾Dear Hope代表 伊藤智子です。
今日もブログにお越しくださり、ありがとうございます。
今日は受験や勉強で成功するために大事な話を書きたいと思います!ぜひ読んでくださいね。
スローペースな私でしたが・・・
昔から、思っていたことがあります。
それは「結果ばかり」見て、要領がいいとか、もともと頭がいいとか言う人が多いなあということ。
社会に出てからもよく思いますが、ここでは勉強の話に絞りますね。
私は、中高生の頃「頭がいい人はいいよね~」とか、「要領よくてうらやましい」とか言われることが多かったです。
でも、特に中学生のころは、そう言われることに、とっても違和感がありました。
なぜなら、要領がいいわけでもないし、「もともと頭がいい」わけでもない。
だから、中間試験や期末試験等、範囲が広い試験で点数を取る自信がなかったので、せめて小テストだけは満点を取ろうとしていました。
中間試験や期末試験については、スローペースな自分でもテストに間に合うように、3週間前からテスト勉強を始めていました。さらには、3週間前にスタートする時点で「わからない!」ということがないように、主要科目の(特に英語と数学ですが)予習復習は毎日やっていました。
結果、テストはほぼ満点でした。
要は、「自分はそんなに要領良くできない」と、よくわかっていたので、まずは小テストは大事にする。それから、そんな自分でもテストに間に合うように、早め早めに準備をしていたのです。
さらに、運動部で鍛えているわけでもなかったので、テスト前に徹夜を続けるなどということもできないだろうと思って、それも早めの準備をする動機になっていました。
友達に、「どうしたらそんなに点数が取れるの?」と聞かれた時は、「3週間前から勉強を始めるとか・・・。」と答えてはいましたが、そう言う友達は、だいたい試験対策をやるのは1週間前、もしくは数日前からだったんです。
それで、私の話を聞いても、実際に3週間前からやった人は一人もいませんでした。
実際にやらないのに、私が高得点を連発した時には、「いいよね、頭がいい人は。」と言う。
もともと頭がいいわけでもないし、ラクしてるわけでもないのに、「何もしなくても点が取れる人」みたいに言われることが、つらかった時もあります。
それに、「みんなが本気で勉強をやりだしたら、私はすぐに落ちこぼれちゃう」という怖さも、いつも感じていました。
私は3週間前からやっているからなんとかなっているのに、みんなは1週間前から勉強しているとか言う。
そんなに余力がある人達だらけなんだ、と思って、ビクビクしていました。
中学生くらいの頃は、とても怖くて、「みんなが高校生になって本気で勉強しだしたら、私は落ちこぼれちゃうんだ。そうしたら私、大学とか、行けるのかな。」って、思っていました。実は。
(「みんな」とは、「全員」ではありません。仲良くしていた数人の友達は努力家で、切磋琢磨し合っていました。)
こんな本音をさらけだしたのは、今が初めてです。
大事な分かれ道
ところで、せっかく私がびくびくしながら、自分の好成績の秘訣(3週間前からやる、とか)を教えているのに、なぜ、質問した人が誰もそれをやらなかったのか?と考えてみると・・・。
まずは、「あの人(私)は、どうせ要領がよくて、もともとできる人だから、同じことをやったって無駄。」と思ったからかもしれません。
「あの人はもともと違う。要領がよい」で片付けると、その人がうまくいった方法を地道にやってみようと思えないですよね。これが、もったいないです。
もう一つは、出てきた答えが地道すぎて、真似する気にならなかったから。もっと「要領のいい、ひとっ飛びできる方法」を知りたかったのでしょうね。
ここが、大事な大事な分かれ道だと思います。
うまくいった人の見えない努力を推しはかることが大事だと思います。
私は、いまだに、この考え方をとても大事にしています。うまくいかないこともたくさんあるし、「なんでこんなにあっさり成功する人が世の中には多いんだろう!」と思うことがしょっちゅうですが、そういう人たちの考え方や、歩みを知ろうとしたり、想像したりしています。
もちろん、うまくいった方法を知った時に、「自分には合わない」とハッキリとわかる場合は、違う方法をとるべきだと思いますが、うなくいきたいなら、まずは心を開いて知ろうとすることが大事だと思います。
量は質に変わる。続けると、加速する。
さて。
たいして要領の良くない地道な私ではありましたが、そうやって勉強を続けていくと、やはり少しずつ、飲み込みが早くなってきたりするわけなのです。
これは、量は質に変わる、ということです。
高校生くらいになると、毎日の予習復習をしておけば、テスト2週間前からテスト勉強をしても全科目満点近く取れるようになっていったのです。
それから、多少の夜更かしも平気になって、家庭科や保健などは、事前にさっと勉強しておいて、あとは直前に詰め込む、というような「要領の良さ」も身についてきたわけです。(これが勉強として良いか悪いかは別として。)
そうやって中学生の時からいい加減なことをせずに勉強していたお蔭で、「勉強体力」もついて、大学受験を乗り切れたのではないかと思います。
大学受験の結果を見れば、私は受験は成功したということになるのでしょうが、遡って考えてみると、その要因の一つは、「自分は大して要領が良くないと分かっていたこと。だからこそ、横着しないで、いつも早め早めに勉強していたこと。」ではないかな、と思います。(あとは、慎重な性格もあるかもしれませんね。)
自分は自分
東大に入るような人の中には、または広い世の中には、本当にずば抜けて頭の良い人がいて、心からすごいなあと思います。
でも、もし私がそういうタイプだったら、「わかりやすく勉強を教えてくれる」と言ってもらえる講師には、なっていなかったと思います。
「私は私」でしかないんですね。
受験勉強をしていると、スイスイうまくいっている人、成績が良い人がうらやましく見えたりするときはありますよね。
でも、覚えていてほしいのは「自分なりにコツコツと積み上げていけば、加速してくる。」ということ。
これが、まさに量は質に変わる、ということです。
それから「自分は要領が悪いから。」「あの人は要領がいいから」という言い訳を、自分に聞かせ続けないこと。
自分に言い訳を聞かせ続けたら、要領よく成績を伸ばしている人を否定することになるわけです。
そうすると、自分がそうなるわけにはいかないから、いつまでたっても、「要領が悪いから」を言い訳に、現状を脱出できません。
成功したい分野があるならば、その分野で成功してうらやましいと思う人を肯定して、「自分なりに、こうなろう」と思うこともポイントです。
うらやましいと感じる人は、自分がなりたい姿であり、なりたいと思うということは、なれる姿だということです。
そうやって、大事な自分の人生を、自分で育てていきましょうね。お互いに。
いま、とても大事なことを言った気がしますが、伝わりましたか(笑)??
今日はここまでとします。
何かヒントになればうれしいです。
この記事を書いた人:
学習塾Dear Hope代表 東大卒 英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子