おはようございます!学習塾Dear Hope代表の伊藤智子です。

受験に向けて、この秋からの勉強法のヒントをお届けします。

多くの人が直面するジレンマ

秋からは、時間が限られる中で、ジレンマ(板挟み)に陥ります。

「少しずつでも、全教科(特に主要科目は)バランスよくやっておきたい」という気持ちと「苦手なものや、まだ範囲を終えていないものを、集中的に早く終わらせたい」という気持ち。

国立大学受験のように、勉強すべき科目が多い受験生で、この板挟みに悩まない人はいないと思われます。

その中で、実は後回しにされがちなのが「英語」なのです。

英語は、「ここまで終わらせなくてはいけない」という範囲が、数学や物理、化学、世界史、日本史などに比べて明確ではなくて、「まあ、できなくはない。」「ほかの科目ほどピンチではない」という感覚を持つ人が多いからです。

でも。

英語は、マラソンと同じようなもので、少し離れると感覚が鈍り、英文を読むのが遅くなるんですよね。

遅くなるだけではなくて、ある程度の長さの文章の内容を覚えていられなくなります。

要は、鈍るのです。

受験生にとってこれはツライものです。英語の配点はだいたいどの大学・学部も高いですので、合否を左右するからです。

センターの過去問を問題集として使う

では、「ほかの科目で忙しい時に」どうやって毎日英語を取り入れるか、というのが問題になるわけですが、そこで塾生にもおススメしているのが、センター試験の過去問を「大問ごとに」1日1つでも解く、というものです。

たとえば、第6問(最後の長文問題)を15分間で集中して解く、など。

ちなみに、大問ごとに区切る場合は、少し短めの時間設定をして集中することがおすすめです。

1年分全部やると、どうしても最後のほうは疲れて集中力がなくなりますよね。そうすると、読むのも遅くなってきます。

大問1つなら、そんなこともないはずなので、制限時間を短めにして集中してやる訓練をすることで、1年分全部に取り組むときにも、慌てずにこなすことができるようになります。

1年分全部やろうとすると、まとまった時間とエネルギーが必要ですが、大問ごとなら、さっとできるはずです。

英語は、少し離れると、読みのも遅くなりますし、勘も鈍ります。少しずつでも解き続けましょう。

受験する大学の過去問をやるのは秋

そして、秋からもうひとつ大切なのは、時間を作って過去問を解くこと。

これは、時間がかかる作業ですが、今やらないといけません。

なぜなら、センター試験1か月前からは大抵はセンター試験に集中することになるので、各大学の過去問をじっくり解いている時間が少なくなるからです。

センター試験が終わると、すぐに私大入試が始まります。今度は、試験本番のために出かける日が増えて、その時期も、なかなかまとまってじっくり取り組みにくいのです。

次々と受験本番を迎える日々が待っています。

つまり、「まだ早いのでは」と思う人もいると思いますが、秋に、自分が受験する予定の大学の過去問に一通り取り組むことをお勧めします。(本格的には11月、12月でも良いですが、今から少しずつでも着手しましょう。)

過去問を解いて傾向をつかみ、自分の弱点を知るとともに、点数をきちんとつけておいて、自分がどのくらい取れるのか把握し、また、少しずつ伸びていることを確認していきましょう。

ということで、秋からの勉強のヒントを書きました。

ご相談したい人は、お問い合わせくださいね。

それでは今日は、この辺で!

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この記事を書いた人:

学習塾Dear Hope代表 東大卒 英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子



学習塾Dear Hope塾長。英語・受験カウンセリングを担当