こんにちは!学習塾Dear Hope塾長の伊藤智子です。

当塾では、昨日(1月2日)から年始の授業が始まりました。

センター試験まで、あと2週間と少しですね。

私もドキドキします。

受験生のみなさんは、今どんな気持ちでしょうか。

今日私がお伝えしたいのは、いまの状態がどうであろうと、直前期の2週間は、ものすごく長い時間だということです。

今までもきっと本気で勉強してきたことでしょう。

でも、締め切りが差し迫った時に発揮できる集中力は、ケタ違いです。

私自身も、これまで受けた様々な試験の直前期に、「今までの『一生懸命』って、何だったんだろう︎!?」と思うくらいの集中力で、ケタ違いの勉強量をこなすことができて驚いた記憶があります。

よく考えてください。学校の定期試験の対策なんて、あんなに科目数が多くて範囲も広いのに、その準備をわずか1週間足らずでやる人だっているわけですよ(笑)

あなたもそうではありませんでしたか?

その2倍以上の期間です。

暗記科目で数十点伸ばすことぐらい、本当はチョロい!はずですよ。

直前期、どう過ごすべきかは人それぞれ

ただ、直前期をどのように過ごすべきかは、人それぞれです。

全員が、追い込みをかければ良いというものでもありません。

今までと変わらないペースで淡々とやったほうがいい人もいます。

これは、どんな人かと言うと、まずは、すでに目標レベルに到達している人

こんな人は、気を抜かずに問題を解き続け、「維持」「緩やかに向上」くらいの感じでも良いと思います。

あとは、いきなり無理して体調を崩すことが心配な人

実は「淡々とペースを崩さない」ということはとても大切なことであり、技術がいることでもあるので、そうした姿勢を心がけると良いと思います。

自分の体力を見極めて、本番に向けてしっかりコンディションを調える、というのも「受験のうち」です

これから追い上げる人へ

さて、上記のような受験生は一部だと思います。

ほとんどは、まだ十分に目標レベルには到達しておらず、本番ギリギリまで粘るべき状態なはずです。

そんな人には、この2週間の長さを、まずは知ってほしいと思います。

私の試験直前期を思い出してみると、センター直前はだいぶギリギリでした。少しでも点数を上げるべく、間に合っていない暗記科目の追い上げで必死でした。

一方、東大二次の直前は、いかに淡々とペースを乱さずに勉強し続けるかが課題でした。

二次試験は、必ずしも知識の量だけで合格できる試験ではないので、やるべきことは無限と言えば無限。でも、おそらく合格レベルには到達している、という状態でした。

追い上げに必死だったセンター試験の直前期は、それまでずっと頑張っていたものの伸び悩んでいた世界史(センター過去問や模試での得点は70点台がマックス)に、集中特化して取り組みました。

集中特化と書きましたが、その中身は
 「ひたすら教科書を読み、その範囲に対応するセンター過去問/予想問題集を解きまくり、間違えたら教科書にまた戻る」という繰り返し 。結果、その3日間で、マックス70点台を90点超えに伸ばすことができました。

まさに締め切り効果です。

こうなる前提として、それまでに地道に勉強を積み重ねていることは必要だと思います。

地固めがないのに、直前期にスピードだけ出そうと思っても、ただの荒っぽい勉強になってしまいますので。

でも、ある程度勉強を積み重ねて来た人なら、締め切り効果を利用して、濃い受験対策をすることができると思います。

直前期、濃い受験対策をする秘訣

・あと◯日(またはあと◯時間)で本当に本番が来ることを明確に意識する。

・必要な点数を取るためにやるべきことを書き出し、優先順位を決める。
(すべてを完璧にやるのはムリ。絶対に抑えるべきポイント、かつ、残された日数で実行可能なものに絞る。)

・優先順位の高い項目それぞれに充てられる時間数を、大まかに計算する。
(→ここで意外に時間がないことを再認識するはず)

・あとはそれぞれの項目について「時間の範囲内でいかに覚えるか、やりきるか」に挑戦する。

こうしていくと、1日が長く、濃く、感じられるでしょう。

最初はうまくいかない日もあるかもしれませんが、挑戦し続けると「こんなにも進めることができた」と驚くような日も出てくると思います。

こんなふうに、自分に挑戦できる機会は、貴重な時間です。

そんな客観的な視点をどこかで持ちながら、ぜひ毎日を濃く過ごしてみてください!

勉強法や受験校でお悩みの方。
 塾生でなくても利用できる個別学習相談 もお気軽にご利用ください。



学習塾Dear Hope塾長。英語・受験カウンセリングを担当