英単語の勉強法① 意味と発音はセットで覚える
こんにちは!学習塾Dear Hope代表 伊藤智子です。
今日も『合格に近づく!学習アドバイス』を書いていきます。
今日のテーマは『英単語の勉強の仕方』①
「英単語が覚えられません。」
「単語って、どうやって勉強したらいいですか。」
英語を教えていて、おそらく一番多いのが、こうした単語の勉強法・単語学習についての質問です。
そして、受験英語において、最後まで付きまとう問題が”単語力”です。
文法の土台が固まっているのは当然の前提として、やはり単語力がないと、難関大学の長文は読みこなせません。
私は生徒さんに「単語力が本当に大事。」と口を酸っぱくして言っていますが、それは、最後になって、単語力で泣いてほしくないからです。
「単語」は実は大きなテーマです。今日から何回かに分けて書いていきたいと思います。
1. 意味と発音はセットで覚えよう
まずは、意味と発音をセットで覚えましょう、という内容です。
一言で単語を覚える、といっても、実はいろいろな要素があります。
①発音の仕方、アクセント
②単語の意味(大抵複数あります)
③スペル
④用法
全部を一気に完璧に覚える、というのは難しいですし、1つ1つの単語に時間がかかりすぎると、なかなか先に進みません。
イメージとしては、単語帳を何周もする中で、少しずつ情報量を増やしていくのが良いと思います。
ただし、最初に必ず押さえるべきなのが①発音の仕方・アクセントと、②の複数ある中の代表的な意味です。
言い換えると、「代表的な意味が分かり、音で聞いたときに、その単語だと認識できるようにする」ということです。
単語の勉強において「①見て意味が分かる」「②正しく発音できる」はセットです。
受験生の中には、特に私立文系の人など、とりあえず見て意味が分かればいいと思って、単語帳を眺める人が多いのですが、非常にもったいないことをしています。
そういう人は、発音できない→聞いてもその単語だとわからない→リスニングもできない、ということになります。
例えば、vagueという頻出単語(曖昧な、という意味)。正しくは「ヴェイグ」ですが、「バギュー」と読む人が多いことといったら!馬牛ではないのですよ。
この場合、いわゆる「発音アクセント問題」が解けないのはもちろんですが、リスニングでvagueと聞いても、分かるわけがありません。
せっかく労力を使って単語の意味を覚えても、使えない場面が多いということです。もったいないですよね。
単語勉強の際は、意味を覚えるだけでなく、「その単語を音声で聞く」+「発音記号で細部を確認」で、正しい読み方ができるようにしましょう。
2. 発音記号は読めるようにしよう
発音記号は読めますか?
発音記号は、この際、確認しておきましょう。
今はネットでも発音記号の読み方が音声付きで確認できるので、とても便利ですね。
いくつかありますが、一番シンプルで使いやすそうだったのはこちらのページです。
発音記号をクリックすると、音声が流れます。
英単語を勉強する際、ぜひ、「この単語はどう発音するのか」に意識を向けながら覚えてください。
発音記号が読めなくても、CDなどの音声で確認すれば良いという人もいると思いますが、いつでも音声を聞けるわけではないですし、音声だけでは、「オー」と言っているのか「オウ」と言っているのか、区別しにくいことも多いです。
音声で聞きながら、目でも発音記号を確認し、正しい発音と一緒に意味やスペルを覚えていきましょう。
今日のまとめは
単語学習の最初の段階で、代表的な意味と、正しい発音を身に付ける。
そのために、「音声を聞く」+「発音記号で確認」をする。
でした。
今日はここまでです。参考になればうれしいです。
次回も単語の話をします。
それでは、また!
学習塾Dear Hope代表 伊藤智子