伊藤 智子


指定校推薦 合格体験記 指定校のメリットと厳しさ

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指定校推薦 合格体験記  指定校のメリットと厳しさ

こんにちは。学習塾Dear Hope 伊藤智子です。

これまで、一般受験で志望校に合格するためのヒントを多く書いてきましたが、今日は、指定校推薦で志望大学に合格した塾生(Nさん)の合格体験記をお届けします。

指定校推薦のメリットや厳しさも含め、参考にしていただければと思います。

指定校推薦を目指したきっかけ

Nさんが指定校推薦を目指したきっかけの一つは、Nさんのお姉さんの大学受験でした。お姉さんは高校3年生の夏まで部活に打ち込み、そこから一気に受験モードに切り替え、受験勉強をしました。

そんなお姉さんの直前期の勉強漬けの日々を見ていて、「自分は、あんなに激しい受験勉強はできない気がする。もっと早くから着々とやるのが向いている」と感じたNさん。高校1年生のときから、指定校推薦を念頭に置いていました。

指定校推薦のメリット

①まずは、ほぼ確実に合格できること。学校から推薦をいただくことができれば、ほぼ落ちることがないので、とてもスムーズな受験方法と言えます。

②一般受験で合格するよりもワンランク上の大学に合格しやすいこと。

③一般受験より、経済的負担が少ないこと。(ただし、予備校や塾に通わずに一般受験し、国公立に合格した場合などは別ですが。)

指定校推薦への対策と注意点

メリットも多い一方で、ラクなことばかりではありません。

指定校推薦を視野に入れたい人のために、対策と注意点を書いておきます。

①まずは、毎回の学校のテストで、主要科目以外も含めて、全般的にしっかり取り組み好成績であることが必要です。評定平均の基準を満たしたり、英検等の資格を取得しておくことが求められることもあります。

②人気の大学・学部からの推薦枠は、そこを狙う校内のライバルも多くなりがちで、確実に自分が推薦をもらえるとは限りません。推薦がもらえなかった時を想定して、主要科目は入試レベルに勉強しておくことが必要です。

③大学入学後も、高校の看板を背負う部分があります。たとえば、中退や問題行動などがあった場合は、高校の後輩に推薦枠が取り消しになるケースもあります。(これは、そんなに心配しなくてよいと思いますが・・・。ただし、自分が本当に行きたい大学であるかはよく考えて応募したほうが良いですね。)

指定校推薦をねらったが、推薦をもらえなかった場合

注意点の②について、書き加えたいと思います。

自分がA大学B学部の指定校推薦を狙っているとします。そこは、人気が高く、同じ学内から数名が名乗りを上げているとします。

誰を推薦するかは高校が決めることなのですが、A大学B学部への推薦がもらえなかった場合、高校や先生によって、その後の対応が大きく違います。

パターンその1は、高校が、「A大学C学部や、他の大学からの推薦もあるよ」と丁寧に紹介してくれる。

パターンその2は、「推薦ありきで志望校を変えるなんて良くない。一般受験しなさい。」と言われ、一般受験に切り替えることになる。

実際に、当塾の塾生を見ていると、パターン1も2もあります。

自分の高校や先生がどのような対応をするのかを知っておくことも必要かと思います。

そして、「おそらく大丈夫だろう」という甘い考えや期待をせずに、一般受験でも合格できることを目指して、日々勉強することは大切です。

大学は勉強しに行くところですし、推薦入学者が一般受験入学者より学力が劣る、というのは多くの大学が(さらには国も)問題視している部分ですので。

英語指導風景

さて、それではNさんの合格体験記です。(Nさんの学校は、表面的にはパターン2ですが、実際は、生徒の合格のため、1の要素もありました。)

Nさんは、上記の課題を一つ一つクリアして、指定校推薦で志望校に合格することができました。そんなNさんの合格体験記です。何かヒントになることがあるのではないかと思います。

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指定校推薦 合格体験記

塾では、英数を受講し、文系のため数学の授業がなくなった高校2年生からは英語を受講しました。

中学1年生から高校3年生までお世話になりました。中学の時は基礎学力をつけるために通い、高校になってからは指定校推薦を意識して勉強しました。英語は高3になるときに週2回通うようにしてからさらに成績が上がり、高校3年生の時が一番成績が良かったです。

週2回、90分授業にしてからさらに成績が上がり、高校3年生の時が一番成績が良かったです。

塾の授業:指定校推薦を目指していた私のために、学校のテスト対策などを中心に行っていただき、わからないところを丁寧に教えてもらいました。

英単語を覚えるのが苦手だった私に、毎週、範囲を決めてテストをしてくだだるなど、私に合った授業をしていただきました。

受験に向けての成績の変化

指定校推薦に向けて高校2年生のはじめから意識を持って勉強しました。順調に成績は上がり、最初は「平均点より上」が目標だったのが、「平均点+10、+15」が普通になってきて、一番成績が良かったのは高校3年生です。

先生の塾で、それまでは週1回90分のマンツーマン授業を受けていましたが、高校3年生になるときに週に2回にしたところ、さらに成績が上がりました。英語の試験で98点を取り、クラスだけでなく学年でもトップになりました。

受験に向けて大変だったことと、工夫したこと

私の学校では、多くの人が指定校推薦を狙っていて、周りのみんなも同じくらい頑張っていたので、焦りました。なので、テストの時は時に、負けないくらいずっと勉強しました。勉強時間にスマホをいじってしまわないように、友達と一緒に区の図書館に行って勉強していました。(区の図書館では、スマホをいじれない雰囲気だったので、そその環境に身を置いて勉強しようと思ったからです)

「テストが終わったら〇〇しよう!」と友達と励ましあって、勉強したりしていました。

受験を振り返ると、学校のテストを頑張って志望校に合格できたので、私には指定校推薦が合っていたし、指定校推薦を目指して良かったと思います。

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Nさん、ありがとうございました!

毎回のテスト、本当に頑張りましたね。出会ったときは「平均点より上」というのが大事な目標だったNさんが、高3になってから英語のテストで98点で学年1位になった時は、Nさんの着実な努力・あきらめない姿勢に、私もとても感動しました。

素敵な楽しい大学生活を送ってくださいね。

学習塾 Dear Hope 代表 英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子