伊藤 智子


センター試験から国立2次までの勉強のポイント 私大と国立の対策の割合は?

Posted by 伊藤 智子 on
未分類

こんにちは。
品川区 武蔵小山駅より徒歩4分
学習塾Dear Hope 塾長の伊藤智子です。

センター試験、お疲れ様でした。

センター試験が終わり、当塾では、毎日、受験生との面談を行っています。

・前期、後期でどこの大学に出願するか。

・私大で追加出願すべきところはあるか。

・受験スケジュールの最終調整

・私大対策と国立対策のバランス

などが話題になります。

(受験スケジュールについては、「大学受験スケジューリングのヒント 3日連続は避けたい」をご参考にしてください。)

その中でも、「今後、どのように勉強していったらいいのか。」という相談や質問が多いので、記事にも書きたいと思います。

具体的には、国立大学の受験生であれば、「私大対策と国立対策のバランスをどのようにしたらよいか」、私大の受験生であれば「各大学の過去問は、何年度分、解いたら良いのか」と言うものです。

過去問は、受験する各大学、最低3年分をしっかりマスター

基本的には、受験する大学の過去問は、どんなに自分にとって易しいだろうと思う大学でも、最低3年分は丁寧に解くことをおすすめします。

よほどの安全校でない限り、その3年分を、3回繰り返すと良いです。

3回繰り返す意味は、同じような問題が出たら、確実に得点できるようにするためです。

過去問演習の意味は、

①現在の自分の実力で、何割ぐらい得点できるか、を把握すること
②その過去問演習を通して自分の実力を高めること

です。

「自分の勉強」と「過去問演習」を別のものだと思っている人がいるのですが、そうではありません。

私立大学の過去問演習は、国立大学の対策にもなる

今の時期、受験生の皆さんにとって、過去問は最良の教材といえます。

英語だったら、長文に出てきた単語、構文などをきちんと復習し、自分のものにしておくこと。わかりにくい文構造の文に出会ったら、きちんと文構造を考え、自分の手で和訳できるように練習してみる。

必ずしも、問題になっている部分だけが重要なわけではありません。長文全体が自分にとっての教材だと考えれば、学ぶべき事はいくらでもあります。

ですので、「国立対策もしなければいけないのに、私大の過去問も解かねばならず、時間がなくてどうしよう。」と焦るのではなく、「今、目の前で解いているこの問題は、すべての大学の対策に通じるのだ。」と思って勉強することが大切です。

一方で、形式自体は大きく違うので、受験する国立大学の形式には十分慣れておくことは必要です。ワード数の多い英作文が出されるのならば、定期的に英作文を書く練習をするなど。

1校 受験したら、すぐに復習する!

A大学を受験したら、可能ならその日のうちに、持って帰ってきた試験問題を復習することをお勧めします。

もちろん、解説は存在しないので、気になった知識問題(英語なら、文法問題など)を調べて、次の大学で出題されたら解けるようにするのです。

試験を受け終わって、もう二度とその問題を見たくない気分になることもあるかもしれません。

しかし、まだ受験が残っている状態ならば、受けてきた試験問題でさえ、あなたにとっての貴重な勉強材料、教材なのです。

このくらい、割り切って勉強を続けていけたらつわものですね。

実際、塾生でも、きちんとこのプロセスを経た子には、「滑り止めからずっと落ちてしまったが、一番最後に受けた、一番倍率が高かった本命のに合格できた」というケースがありました。

あと1カ月。過ごし方次第で大きく伸びる

センター試験から国立二次試験まで5週間以上の時間があります。それは、天王山と呼ばれる夏休みの長さに匹敵するものです。

大切に過ごせば、まだまだ成長できます。毎日が、新しい自分です。

希望を忘れずに過ごしていってください。

それでは今日はこの辺で。

入塾のお問い合わせはトップページよりご覧ください。