【2018.10.1追記しました】

おはようございます。学習塾Dear Hope代表 伊藤智子です。

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今日は、AO試験にチャレンジしたけれど、残念ながらAOでは合格できず、一般試験に向けて気持ちを切り替えて頑張ろうとしている人に書きたいと思います。

また、今後の受験生のために、記事の後半では、近年のAO入試の動向もお伝えしたいと思います。

AOがダメでも、あなたが否定されたわけではない

たとえ最初は「チャンスの一つ」と思って、気軽にチャレンジしようと思ったAOだったとしても、ダメだとやはりショックなものです。

AO入試ではありませんが、私自身も、精一杯の努力と想いを込めて準備した試験で落ちてしまったとき、自分を否定された気がして、とてもショックだった経験がありますので、とても気持ちがわかります。

それが第一志望校の大学だった場合は、なおさらです。これまでAO入試の準備に向けて費やした時間やエネルギーを思って、なかなか気持ちを切り替えることが難しい人もいるのではないかと思います。

ただ、客観的な情報をお伝えすると、AO試験は倍率が高まる傾向にあり、また試験の性質から言っても確実に合格を狙うのは難しいものです

試験の性質というのは、例えば多くの一般入試なら、試験で合格点を取れば合格できるわけですが、AO入試だと小論文、面接、ディスカッション、プレゼンテーションなどを課されるので、合格するための基準が客観的な数値で表しにくいわけです

だからこそ余計に、AO入試で不合格だと自分自身を否定されたような気持になりやすく、「何がいけなかったのだろう・・・」と悩んでいる人もいると思います。

でも、「あなたがいけなかった」のでも、「価値を否定された」のでもありません。ただ、限られた定員の中で、大学側との相性がより良さそうな人が残ったのです。

第1志望校に複数回チャンスがあるなら、チャレンジしよう

この先どうするか、という話ですが、もし、行きたい大学のAOのチャンスが複数回あるならば、あきらめずに、2回目、3回目もチャレンジしてください。

「もう1度、あの大変な書類づくりをして、万が一また落ちたら嫌だ。」という気持ちになっている人もきっといますよね。よくわかります。実際、今年の春に第一志望にAOで合格した当塾の塾生さんも、1回目のAOでは不合格で、「もう出さない。」と言いました。

その塾生は、当初は、「ここで学びたい!」と思う大学に複数回AOのチャンスがあったので、1度目ダメでも何回もチャレンジする予定でした。

ところが、1回目ダメだった時に、すっかり落ち込んでしまい、「もうAOは出さない。一般でいく。」と言い出しました。

それを聞いて、「ちょっと待ったー!」という感じでしたね。一般受験では厳しい見込みの大学だったので。

私としては、2回目、3回目もちゃんと出せば、合格の可能性は高まるので、とにかく出したほうが良いと思いました。

大学側からすれば、本当に自分の大学で学びたい人に入学してもらいたいので、何度もチャレンジする人のことはちゃんと見ているはずなのです。

ということで、その塾生も、一度は折れた気持ちを何とか立て直し、2度目にチャレンジしたところ、無事に合格をいただけたというわけです。

重要なことは、一度目に作った書類や、試験で書いた小論文はきちんと振り返って、改善点を克服して2回目以降に臨むこと。これは、一人では客観的な視点を持てないことが多いと思いますので、学校の先生にも見ていただいたら良いと思います。

ただ、注意してほしいのは、2回目、3回目なら可能性は高まるものの、必ず合格できるというわけではないことです。(これは一般入試も同じことですが。)

だから、先ほども書いた通り「その大学が第一志望で、そこで学びたい気持ちが固まっているなら」チャレンジすべきですが、そこまで気持ちが固まらずにAOを続けるのは、勉強時間を削ってしまうこともあり危険なので、よく考えてみてください。

一般受験に向けて切り替える

一般入試に切り替える人は、つらい気持ちもあると思いますが、「ここが正念場」です。

正念場で、人は強くなります。

受験というチャレンジを乗り越えるには、強さも必要です。

「自分にはそんな強さはない」って思った人、いますか。大丈夫です。まだ見出せていないだけです。

「この経験を乗り越えてみせるぞ」と思ったとき、その経験をしなかった自分よりも、もっと強く、もっと優しい自分に出会えるはずです。

AOを受けたことのメリット あなたは本番を経験した!

ところで、AOにチャレンジしたことは、たとえ落ちたとしても、あなたは一つ大きなものを手にしました。

それは、「あなたは本番を経験した!」ということです。

一生懸命に準備をして、それで落ちたとき、悔しくて、やりきれない、残念な思いをしたはず。

たとえ「チャンスの一つ」という軽い気持ちで受けても、いざ「不合格」という現実を突きつけられたら、「なんで?どうして・・・?」と、夜、眠れなくなった人もいるのではないでしょうか。

それが本番なのです。

 

この経験を、一般入試本番の1月・2月の前にできたことは、実は大きいのです。

一人ひとり、感じたことは違うと思うのですが、「なんとなくでは、受からない」と悟って、気持ちを入れ替えて勉強するきっかけにする人もいます。

あなたが感じたことを、大事にして、次に活かしてください。

 

一般入試は、合格基準が明確です。努力は裏切りません。積み重ねてきたことを発揮しやすい試験です。

センター試験までの残りの日数も、限られたものになってきました。たった数カ月なら、とりあえず全力でやってみませんか。

自分には、まだまだ力がある。

声に出して、そういってみましょう。力強い自分をイメージしてみましょう。きっと大丈夫です。

最後まで、応援しています!

大学受験 AO入試の動向

最後に、来年以降の受験生のために、近年のAO入試の変化を書いておきます。

AO入試というのは、もともと高校での成績、テストの成績、文化・スポーツ活動やボランティア活動の実績などの情報を収集・検討し多面的な選抜を行う入試方式のことで、各大学が、自分の大学への入学者としてふさわしい人を、学力試験以外の方法で選抜する機会として作られた制度です。

AOはadmissions officeの省略です。

さて、以前は、大学入学者の多くは一般受験を通って合格する人で、一部が推薦、AO入試での合格者でした。

ところが、大学側も、多様な人材を集める趣旨や、大学によっては早期に入学者を確保する意図もあり、AO入試の枠が広がりつつあります。

枠が増えるというのは、募集人数が増えているというのもありますが、もう一つ、かつては非常に限られた大学・学部でしか実施されていなかったのが、AO入試を採用する大学・学部が増えているということです。

さらに、2020年の大学入試改革の流れを受けて、今後もAO,推薦枠は拡大する流れです

国公立でも、たとえばお茶の水女子大学の新フンボルト入試という面白い形式のAO入試が有名になるなどしています。

 

その流れの中で、チャンスの一つとしてAO入試にチャレンジする生徒の数も増えました。

その結果として、大学・学部によってはAO入試の倍率が非常に高くなり、合格しにくくなったところもあります。倍率10倍、20倍というところも珍しくはありません。

AO入試にチャレンジする場合は、これも大学・学部によりますが、自己推薦書(エントリーシートと呼ぶところもあります)などの事前提出書類や、面接・小論文・プレゼンテーションなどの試験の準備など、勉強のほかにとられるエネルギーが大きくなります。

AO入試を受けるかどうかについては、「チャンスを増やす」からといって、手当たり次第に受けるのではなく(そもそも併願できないところも多いのですが)、自分のエネルギーを分散させすぎないように、慎重にしっかりと計画を立てて受験しましょう。

 

 

この記事を書いた人:

学習塾Dear Hope代表

東大卒 英語講師・キャリアコンサルタント 伊藤智子

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